雷句誠さん問題その1:各方面から意見が上がってきているようです
提訴から1日経ち、各所から異論・反論、それに対する反論等が出てきていますね。
本日未明に「橋口たかしのブログ」というブログが立ち上げられました。
橋口たかしさんと言えば、『ウインドミル』や『焼きたて!! ジャぱん』等で知られ、現在「週刊少年サンデー」誌上において『最上の命医』を連載されておられます。
ブログの記事は、雷句誠さんを真っ向から批判する内容となっています。
・橋口たかし 緊急 臨時ブログ
まぁこのブログについては既に指摘されているとおり、ほんとうに橋口たかしさんご本人が書いているのかどうか確認できない状態です。
ご本人であるならば、是非ともそれを証明して戴ければと思います。
最も確実な方法はご自身の原稿をアップすることですね。
(追記:6月8日午前5時の時点で上記ブログは消滅していました。どうやら偽物・・・と思ったら同名のブログが再び開設。ますます訳が判らなくなりつつあります。以下の文章は最初のブログがまだ残っていた時点で書いたものです。)
仮にご本人の場合、雷句さんと橋口さんのどちらの言い分に理があるのかは一読者である僕には判断付けかねるところもあります。
とは言え、疑問或いは指摘したい点が2つばかりあるのでそれを書いておきます。
・『焼きたて!! ジャぱん』後半の迷走に、編集者は何らかのかたちで関わっているのだろうか?
・記事が自己矛盾に陥ってはいないだろうか?
前者はともかくとして、後者の疑問には補足説明をしておきます。
ブログ記事内に、以下のような文章がありました。
これは雷句さんの言動を批判し、編集者を擁護する文脈で書かれています。小学館漫画賞を取り、アニメ化までした作家は、編集者にとっては、逆に威厳を振りかざしかねない怖い存在なんですよ。
ただ『焼きたて!! ジャぱん』も小学館漫画賞を受賞し、アニメ化されている訳ですよ。
そして上記引用箇所の少し前には、
と書かれています。どうにも主張・意見に齟齬を感じてしまう訳です。編集者 高島雅氏と飯塚洋介氏に関してもそうですが、私が知っている彼らは、物凄く漫画に対して真摯な姿勢を持つ編集者です。高島氏は、いつもニコニコしてて仏みたないな人ですし、漫画製作に対する理論も素晴らしいものを持っています。飯塚氏とは、漫画談義で、涙を流しながら熱く語ったことがあります。そのくらい、漫画に対して真面目な人間たちです。
本来立場が同じ筈のお二人に、なぜこうまで対応の違いが生じてしまうのか。
最初の引用箇所は論拠としては成り立たない訳ですね。このあたりについての今後の説明に期待したいところです(あくまでご本人と仮定した場合ですが)。
さて、「橋口たかしのブログ」に対する意見も出てきています。
僕がよく拝見しているところから2つばかり。
・雷句誠氏の告発問題に関する雑感(1)(ラノ漫さん)
・橋口たかしさん(仮)のブログにねちねちツッコミをいれてみる。(Something Orange さん)
前者は編集者の立場から、雷句さんの陳述書での実名公表等を批判したもの。
後者は橋口たかし(仮)さんの記事を詳細に読んだうえで逐一批判を展開する内容です。
やはりまだ判断材料に欠けるというのが正直なところですが、今後も多くの意見が出てくれば、全体像が朧げに見えてくるのではないかと思います。
今後もこの件に関しては追っていこうかと。
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