GIGAZINE に掲載された、総勢115人のマンガ家＆原作者のアンケートが何かおかしい

今月の17日に、GIGAZINE に以下の記事が掲載されました。

• 総勢115人のマンガ家＆原作者による「マンガの未来に必要なものをズバリ一言。」全文掲載

何でもその日、「週刊少年マガジン」と「週刊少年サンデー」の合同記念セレモニーが開催されたそうです。そしてそこで配布された資料のひとつが、リンク先のタイトルにもあるとおり、115名に及ぶマンガ家・原作者の方々へのアンケートです。多種多様な回答が為されていて、非常に興味深い内容となっています。

ただこのアンケート、どうにもおかしいのです。

何がおかしいのかを言ってしまうと、代表作の項目です。
アンケートの記載項目は、名前・代表作・回答の順番に書かれています。その真ん中、代表作が（場合によって）どうにも釈然としないことになっている。そんな訳で、以下に作者と代表作の部分を抜き出しつつ、おかしなところを指摘してみようかと思います（回答についてはリンク先をご覧戴ければと）。

物凄い長文になるので、以下は収納します。

それでは早速抜き出してみましょう。敬称略であることはご容赦願います。
あと、代表作とすることにさほど問題がなさそうなら軽く流します。作者さんについて不勉強である場合も同様です。

【あかほりさとる(原作者)、神to戦国生徒会】
【赤松健、魔法先生ネギま！】
【浅井信悟、M.I.Q.】
【旭丘光志、LET'S GO ケネディ】

上2つについてはさほど問題はなさそうです。下2つに付いてはちょっと判りませんでした。

【いがらしゆみこ】

最初に疑問が浮かぶのがこちら。何故か代表作が記載されていません。
『キャンディ・キャンディ』の作者さんですよ。

キャンディ・キャンディ (1) 講談社コミックスなかよし (222巻)

まぁこの作品は著作権の絡みで挙げることが難しいかもしれませんが、それ以外でも『ジョージィ！』とかを挙げることはできるのではないかと思います。

ジョージィ! 1 (フェアベルコミックス Classico)

【月山可也、エリアの騎士】

これについては、問題ないですね。

【石川球太、牙王】

『牙王』って有名なのかな？石川球太さんの作品で僕が知っているものとなると、『原人ビビ』とか『巨人獣』とかになるのですが。

原人ビビ (上) (マンガショップシリーズ (20))

巨人獣(ザ・パラノイド) (QJマンガ選書 (12))

【いしかわじゅん】

何故かいしかわじゅんさんも代表作の記載なし。まぁ、いしかわじゅんさんは最近だと「BSマンガ夜話」のコメンテーターとしてのほうが有名ですが。それでも、『東京物語』とかは入れてもいいのではないかと思います。・・・とか言っておきながら、僕自身読んではいないのですが。(´ω｀；)

東京物語 (1)

【石黒耀(原作者)、カグツチ】
【一峰大二、黒い秘密兵器】
【吉河美希、ヤンキー君とメガネちゃん】
【井上正治、マラソンマン】

『カグツチ』を代表作として良いのかとか、一峰大二さんは『ウルトラマン』のほうがいいのではないかとか、幾つか気になる点もありますが、このあたりは大丈夫かなと。

【浦沢直樹】

何と浦沢直樹さんまで代表作の記載なし。名作『MASTERキートン』については原作者との絡みでいろいろあるようで書けないのかもしれませんが、『パイナップルARMY』『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』と、どれを書いてもよさそうな気がします（『20世紀少年』については後半が残念極まりないことになってはいるのですが・・・）。

MASTERキートン (1) (ビッグコミックス)

Monster (1) (ビッグコミックス)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)

【小川悦司、中華一番！】
【影丸譲也、空手バカ一代】

このあたりも問題はなさそうです。「『空手バカ一代』はつのだ版以外認めん！」という方もいそうですが、影丸先生のほうが長く描いているということで・・・。

【かざま鋭二、青春山脈】

いやここは『風の大地』ではないですか。「ビッグコミックオリジナル」の締めくくりは例の詩のような文章じゃないですか。「人、生きる。沖田圭介、二十六歳一〇ヶ月の青春。」とか読まないと「オリジナル」を読んだ気がしないではないですか。

風の大地 (1) (ビッグコミックス)

【上条明峰、SAMURAI DEEPER KYO】

これは問題ないかと。

【雁屋哲(原作者)、海商王】：無回答

確かに『海商王』は凄く読んでみたい作品ではあるのですが・・・。普通に考えれば『美味しんぼ』、個人的な考えでは『野望の王国』になる筈なのですよ。

美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)

野望の王国完全版 1 (ニチブンコミックス)

因みに雁谷氏のアンケートは「無回答」。「アンケート」という行為を根底から覆している気がします。(´ω｀)

【川口憲吾、脳みそプルン！】
【久保ミツロウ、トッキュー！】
【くぼやすひと、えびぞりロック】
【コージィ城倉、砂漠の野球部、おれはキャプテン】
【小金丸大和(原作者)、ハンマーセッション！】
【御童カズヒコ、らじかるDreamin'】
【小林まこと、1・2の三四郎】
【さいふうめい(原作者)、哲也-雀聖と呼ばれた男-】
【佐木飛朗斗(原作者)、疾風伝説 特攻(ぶっこみ)の拓】
【左近士諒、少年任侠道 泣くなフーテン】
【佐藤輝、アルバトロス】

このあたりは異存がなかったり、作品自体が判らなかったり。小林まことさんについては、是非とも『青春少年マガジン』も入れて欲しかったところですけどね。

青春少年マガジン1978~1983 (KCデラックス 週刊少年マガジン)

【沢田ひろふみ、シバいたれタカ！】

この作品は未読ですが、有名なのかな？『遮那王義経』とかのほうが知られている気が。

遮那王 義経(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

【しのはら勉、ケンカ権六 学園荒し】

聞いたことないなぁ・・・。

【篠原とおる、佐吉と王将】

篠原とおるさんなら、どう考えても『女囚さそり』シリーズか『ワニ分署』ですよね！( ﾟ∀ﾟ)

女囚701号 さそり [DVD]

82(ワニ)分署 [DVD]

これはどちらも実写化したほうですが。(´ω｀)

【柴田昌弘、バースト】

柴田昌弘さんなら、『紅い牙』とか『斎女伝説クラダルマ』とか、最近だと『サライ』とかを挙げるほうが自然じゃないかという気がしますよね。

紅い牙 (1) (MF文庫)

クラダルマ―斎女伝説 (5) (少年画報社文庫)

【島崎譲、覇王伝説 驍】
【しもさか保、ガクラン八年組】

不勉強で、辛うじて名前を聞いたことがあるかなというくらいです。('A`)

【庄司陽子】

代表作記載なし。・・・『生徒諸君！』はどうした!?

生徒諸君!(1) (講談社漫画文庫)

【瀬上あきら、KAGETORA】

これは問題ないのかな。

【高橋美由紀、愛しのカミラ】

『悪魔の黙示録』が代表作だと思うのですが・・・。或いは『9番目のムサシ』。

悪魔の黙示録 (1) (秋田文庫)

9番目のムサシ (1)

【七三太朗(原作者)、Dreams】
【ちばてつや、あしたのジョー】
【寺沢大介、ミスター味っ子、将太の寿司】
【遠山光、胸キュン刑事】
【所十三、疾風伝説 特攻(ぶっこみ)の拓】
【冨田かおり(原作者)、M.I.Q.】

このあたりはほぼ文句なし。

【とり・みき】

代表作記載なし。実はとり・みきさんの作品は殆ど読んでないので断言はできないのですが、『石神伝説』とか『SF大将』、最近だと『冷食捜査官』でしょうか？

SF大将 (ハヤカワ文庫 JA (700))

冷食捜査官(1) (モーニング KC)

【奈央晃徳、サイコバスターズ】
【中西やすひろ、Oh！透明人間】

読んでないなぁ・・・('A`)

【中原とほる、Doctor K】

『Doctor K』って真船一雄さんだよな・・・？
調べてみたところ、能條純一さんが作画を担当した『Dr.汞』に協力したということだけど、もしかして原作では別名義ということなのかな？判らんなぁ。

【ながやす巧、愛と誠】
【西山優里子、Harlem Beat】

これは代表作と言って問題ないですね。

【新田たつお、ガクエン遊び人】

常識的に考えれば『静かなるドン』じゃないですか。
連載1000回ですよ！

静かなるドン―Yakuza side story (第1巻) (マンサンコミックス)

【服部かずみ、いこうぜ!!球人】
【はっとりみつる、ケンコー全裸系水泳部 ウミショー】
【早瀬淳、蝉】

『ウミショー』以外は判らなかったです。

【バロン吉元：キャラートの世界】

有名なのは『柔侠伝シリーズ』ですよね。
・・・とか言いながら読んでないです。知ったかぶりで申し訳ないです。('A`)

【ビッグ錠、釘師サブやん】

ここは『包丁人味平』を推しておきたいところですね。

包丁人味平 (1) (集英社文庫―コミック版)

【平井和正(原作者)、幻魔大戦】

『8マン』とかもありますが、これは問題ないですね。

【平沢隆行】

代表作記載なし。更に言えば、微妙に名前が違う模様です。「平沢たかゆき」と表記するのが正しいようですね。代表作は『ゲームクリエイター列伝』（原作）。

【ふくしま政美、聖マッスル】
【星野泰視、哲也ー雀聖と呼ばれた男ー】

異論なしですね。
『聖マッスル』は是非ご一読を！生涯忘れ得ぬインパクトですよ。

聖マッスル 上巻

【前川たけし、ブレイクショット】

間違ってはいないのですが、やはり『鉄拳チンミ』のほうが有名だと思うのですよ。

鉄拳チンミ(1) (講談社漫画文庫)

【三浦みつる、The・かぼちゃワイン】
【綾峰欄人、GetBackers】
【御厨さと美、ファイヤー・ボール07】

このあたりも問題ないのかな。『ファイヤー・ボール07』はどんな作品か判りません。

【みなもと太郎、モンテ・クリスト伯】

本来なら、『ホモホモ7』とか『風雲児たち』が真っ先に挙がる筈なのですが。

ホモホモ7

風雲児たち (1) (SPコミックス)

【峰岸とおる、北グラフィティ】
【宮崎克(原作者)、あいつはアインシュタイン】
【モリタイシ(森泰士)、県立伊手高校柔道部物語・いでじゅう！】
【森田拳次、丸出だめ夫】

上2つは判らないです。下2つは問題なさそうですね。
それにしても『丸出だめ夫』とは、随分と懐かしいものを出してきましたね。とは言っても僕が知っているのはアニメ版で、マンガのほうは生まれる前なのですが。(´ω｀)

【山根青鬼】

代表作記載なし。『名たんていカゲマン』が代表作なのかな。

名たんていカゲマン 2 (ぴっかぴかコミックス)

【山松ゆうきち、剣聖 宮本助兵衛】

山松ゆうきちさんもキャリアが長いのでどれを代表作とするかは難しいところですが、最近だと『インドへ馬鹿がやって来た』が話題になりましたよね。

インドへ馬鹿がやって来た

【山本貴嗣、ファントム・キッズ】
【山本航暉、ゴッドハンド輝】

山本貴嗣さんの作品は全然読まないでしまっているので判断が付きかねますが、『ゴッドハンド輝』は問題ないかと思います。

【夢枕獏(原作者)、餓狼伝BOY】

夢枕獏さん原作だと、『陰陽師』とか『神々の山嶺』とかの評価のほうが高い気がするんですよね。

陰陽師 (1) (Jets comics)

神々の山嶺 1 (集英社文庫―コミック版)

【永井豪、ゲッターロボ】

ここは『デビルマン』だろう・・・ッ！

デビルマン（1） (講談社漫画文庫)

【岡崎つぐお、どきどきハートビート】
【夏目義徳、トガリ】
【河合克敏、モンキーターン】
【寒川一之(渡辺誠)、GOLDEN★AGE】

『どきどきハートビート』は判断が付きかねますが、あとは代表作と言っていいのかな。河合克敏さんは『とめはねっ！』も面白いですね。

【吉田戦車、ちくちくウニウニ】

ギャグマンガの金字塔、『伝染るんです。』を入れないとは・・・！
『ちくちくウニウニ』が悪いとは言わないですが、衝撃度が桁違いだと思うのですよ。

伝染(うつ)るんです。 (1) (小学館文庫)

【弘兼憲史】

代表作の記載なし。
改めて書く必要もない気がしますが、『島耕作』シリーズや『黄昏流星群』を記載しないというのは・・・。

ヤング島耕作 (1)

新装版 課長 島耕作 01 (モーニング KC)

部長 島耕作(1) (モーニング KC)

取締役 島耕作(1) (モーニング KC)

常務 島耕作(1) (モーニング KC)

専務 島耕作(1) (モーニング KC)

社長 島耕作(1) (モーニング KC)

【克・亜樹、星くずパラダイス】

掲載年数・発行部数とかを考慮すると、やはり『ふたりエッチ』になるのではないかと。(´ω｀)

ふたりエッチ 1 (ジェッツコミックス)

【佐々木健、KING GOLF】
【田村信、できんボーイ】

知らなかったり、異存がなかったり。

【細野不二彦、Gu-Guガンモ、カルビ！危機一髪！】

『ガンモ』はアニメ化もされましたが、個人的には『東京探偵団』や『ギャラリーフェイク』を推したいところです。

東京探偵団 (1) (MF文庫)

ギャラリーフェイク (1) (ビッグコミックス)

【山田貴敏、マッシュー時代より熱くー、風のマリオ】

ど、『Dr.コトー診療所』は・・・？

Dr.コトー診療所 (1) (ヤングサンデーコミックス)

【鹿賀ミツル、ギャンブルッ！】

これは問題ないかと思います。

【七月鏡一(原作者)、ジーザス】

『ARMS』を入れて欲しかったなぁ。

ARMS (1) 少年サンデーコミックススペシャル

【春風邪三太、スピンナウト】

読んだことがないので・・・('A`)

【小山ゆう、がんばれ元気、チェンジ】
【森末慎二(原作者)、ガンバ！Fly High】
【真樹日佐夫(原作者)、ワル】

小山ゆうさんの作品だと『お〜い！龍馬』や『あずみ』のほうが知名度は高いとは思うものの、挙げられている作品も代表作のひとつに数えていいのかな？

【水島新司、男どアホウ甲子園、野球狂の詩】

水島新司先生の作品は何れも有名ですが、1つ選ぶとなれば『ドカベン』になると思うのですよ。

ドカベン (1) (少年チャンピオン・コミックス)

【斉藤むねお、ジョーダンじゃないよ！】
【石井いさみ、くたばれ！！涙くん】
【川崎のぼる、アニマル1、巨人の星】
【曽西けんじ、動物のカメちゃん】
【村上もとか、六三四の剣】
【大谷昭、LOST＋BRAIN】
【大塚志郎、マリンハンター】
【谷古宇剛、★★★のスペシャリテ】

未読のものもあり、納得の作品もあり。
因みに『★★★のスペシャリテ』の谷古宇剛さんの回答は「初心に流され過ぎない事と思います」。これをほんの少しの間、記憶の隅に留めておいて戴ければと思います。

【竹宮恵子、決闘2108年】

マンガ史上屈指の名作、『風と木の詩』が何故入っていない・・・！

風と木の詩 (1) (中公文庫―コミック版)

そして竹宮惠子さんの回答は「初心に返る」。
少女マンガの重鎮・竹宮惠子さんに正反対の回答をされた、谷古宇剛さんの心境や如何に。

【田村光久、妖逆門】

読んでないのですよね・・・。('A`)

【藤原芳秀、ジーザス】
【藤子不二雄Ａ、プロゴルファー猿】

藤原芳秀さんは他にも、『拳児』とか『闇のイージス』とかもありますけどね。
藤子A先生も『まんが道』は言うまでもなく、『魔太郎がくる!!』『笑ウせぇるすまん』等のブラック路線も捨て難いですね。
とは言え代表作に上記作品も代表作とするに問題はないかと思います。

【尾瀬あきら、リュウ】

『リュウ』は確か1980年代初め頃に連載されたSF作品です。
尾瀬あきらさんがSFを描くということに、強い違和感を感じませんか？やはりそれは、『夏子の酒』や『蔵人』の郷土色溢れる描写に尾瀬あきらさんの真骨頂を見ているからだと思う訳です。

新装版 夏子の酒(1) (講談社漫画文庫)

蔵人 1 (ビッグコミックス)

【武村勇治、マーベラス】

まったく関係ないことですが、「マーベラス」と聞くとヤマカムさんを思い浮かべます。(´ω｀)

【福本伸行、賭博覇王伝 零】

『零』が悪いとは言わないっ・・・！
だが・・・
だがそこは・・・
『賭博黙示録カイジ』か・・・
『銀と金』だろっ・・・！

賭博黙示録カイジ（１） (ヤングマガジンコミックス)

銀と金 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)

【片山ユキオ、少年サンダー】

『空色動画』の片山ユキヲさんですね。『空色動画』の連載を始める前は「ユキオ」だったようです。

空色動画（1） (シリウスKC)

【望月三起也、夜明けのマッキー】

『ワイルド7』を代表作に挙げないとか、ちょっと考えられないです。

ワイルド7 [愛蔵版] 1

【麻生羽呂、呪法解禁！！ハイド＆クローサー】
【矢口高雄、釣りキチ三平】

問題なさそうですね。

【里中満智子、ウォッス10番】

里中満智子さんって、（個人的に）どれを代表作にするかちょっと考えてしまう作家さんだったりしますが、『アリエスの乙女たち』になるのかな？

アリエスの乙女たち(1) (中公文庫―コミック版)

【林律雄(原作者)、おやこ刑事、シュワッチ】
【鈴宮和由、とってもひじかた君】

ここもたぶん問題ないだろうと思います。

いやぁ、予想以上に長くなって大変でした。
僕の主観も少なからず入っていますが、それを差し引いてもかなり奇妙な印象は感じて戴けたのではないかと思います。代表作の選び方が絶妙だったり、それ以前に記載されていなかったり。
そしてそれには、明確な理由があります。

アンケートで「代表作」に挙げられている作品は、ほぼ全て「マガジン」か「サンデー」で連載された作品なのです。

僕が挙げた作品は殆どが「マガジン」「サンデー」以外なのです。たとえ同じ出版社の雑誌、講談社なら「モーニング」や「月刊マガジン」、小学館ならビッグコミック系列の作品であっても、代表作には入っていません。
そして恐らく、「マガジン」「サンデー」で連載をしたことがない方は代表作を記載されていないのです。

「マガジン」「サンデー」以外を徹底的に排除した結果、何とも奇妙な資料ができあがってしまったということだと思います。

それ以外にも妙な点はあります。
現役で本誌で活躍しているマンガ家さんで、アンケート不参加の方がけっこう多いのですよね。
「サンデー」だとあだち充さん、高橋留美子さん、藤田和日郎さん、椎名高志さん、畑健二郎さんとか。「マガジン」だと久米田康治さんとかCLAMPさんとか。
冒頭リンク先では一歩とコナンが握手をしていますが、森川ジョージさんと青山剛昌さんもアンケート不参加です。

マンガ家や原作者の方は、代表作の項目に納得しておられるのだろうか？
主催した側とマンガ家側に温度差のようなものが感じられるのは気のせいでしょうか？
気のせいであって欲しいですね。