何日か前から、コミケで購入した同人誌の感想を twitter でつぶやいています。
幾つかログが溜まったのでまとめておきます。前回のまとめはこちらから。
『 』がタイトル、( )が作者さんのサイト・ブログです。見つけられなかった場合はサークル名を記載します。
『オタク的翻訳論 巻五』(恐らく委託のみ)
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同人誌『オタク的翻訳論』巻五読了。日本のマンガがどのように翻訳されているかを詳細に調査している。この巻で取り上げるのは『らんま1/2』の台湾版と吉林(中国)版。訳文のみならず、どのような修正が加えられているかとかも仔細に調べてあり、比較文化論的な内容になっている。(2009-08-30 02:16:20) |
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中国は表現の規制が厳しいのだなと感じるが、それにしても吉林版の修正はやっつけ仕事過ぎる。そしてツッコミの巧さはやはりと学会員の方ならではと思う。(2009-08-30 02:19:24) |
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『TOON GUIDE 6』(WAR MACHINE)
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同人誌『TOON GUIDE 6』流し読み。名前のとおり、カートゥーンの紹介や考察を行っている同人誌。初期 Marvel の原作アニメーションとか、実写映画化された海外アニメの話とか、ブラジルのマンガの紹介とか。門外漢の自分には少々内容が濃過ぎるか。(2009-08-30 03:08:40) |
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『妖怪盆〜踊〜』(うわん工房)
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同人誌『妖怪盆〜踊〜』読了。和綴じ装丁の妖怪本。収録されている記事のひとつ「大正昭和 妖怪資料の探求」はたいへんな力作。そして実はその記事を書いた方はマイミクさんだったりする。改めてその博学ぶりに圧倒された。(2009-08-30 19:39:22) |
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『ワンピース俺的考察本』(ヤマカムさん)
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同人誌『ワンピース俺的考察本』読了。ヤマカムさんの出したやつ。相変わらずの鋭い考察には舌を巻くが、総ページ数が7ページというのは如何なものか。(´ω`)(2009-08-25 00:43:25) |
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『ぜつぼう!』(ゴルゴ31さん)
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同人誌『ぜつぼう!』読了。ヤマカムさんとゴルゴさんの絶望先生本。執筆陣の熱い想いが伝わってくる。そしてイラスト担当者が豪華過ぎて焦る。秋★枝さんや水上悟志さん、そしてカトゆーさんまでいる。(2009-08-25 02:28:37) |
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記事の核となる「MAEDAXインタビュー」からは、MAEDAX氏の久米田先生に対する敬愛が滲み出ている。ずっと前に何かの本で、劇画村出身のマンガ家さンが「自分はオリジナルであるより小池一夫のコピーでありたい」と言った、という話を読んだことがあるが、それを思い出した。(2009-08-25 02:31:45) |
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白拍子さんによるコラム「絶望先生から見えるキャラクター論の可能性」も読み応え抜群。『COMIC MAVO』にも収録されていた「絵のないマンガ」や高野文子作品を引き合いに出しつつ絶望先生を読み解いていくプロセスが圧巻。自分にはちょっと書けそうもない。(2009-08-25 02:42:49) |
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『書体の研究』vol.4(ゆず屋さん)
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同人誌『書体の研究』vol.4 読了。マンガ・アニメ・ライトノベル等で使用されるフォントに着目し、字体の説明やそのフォントがもたらす効果についての解説を行っている。個人的に字体というものには非常に興味があるが、どう調べたらいいのか判らない分野でもあるのでこういう本は非常に嬉しい。(2009-08-30 02:27:05) |
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マンガ表現においてフォント・字体は作品そのものの雰囲気を決定する要素にもなり得るし、文字を効果的に利用した演出も存在する。先日いずみのさんとご一緒させて戴いた際に話した、某マンガ作品で使われた演出もそのひとつと言える筈。(2009-08-30 02:30:22) |
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『麻雀の未来』(麻雀サークルS&C)
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同人誌『麻雀の未来』が凄いことになっていた。(2009-08-30 20:17:25) |
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表紙をめくったら、また表紙があった。『伝染るんです。』1巻を思い出した。(2009-08-30 20:18:58) |
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そして2枚目のめくってみると、何やら唐突に文章が始まっている。よく観てみると、左下のページ数が「17」になっている。(2009-08-30 20:20:25) |
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大変だ!反対に折った状態でホッチキスで止めている!ど真ん中のページが奥付と1ページ目になっている!(2009-08-30 20:22:16) |
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つまり自分が持っている『麻雀の未来』は、まず本の真ん中を開いてから読み始め、最終ページに辿り着いてから最初のページを読み始めるのが正しい手順となっている。非常に珍しいケースだと思うので大切に取っておきたい。(2009-08-30 20:24:41) |
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因みに内容は、「麻雀マンガに出てくる美少女」をテーマに、様々な作品に登場した美少女(時折疑問符)キャラクターを紹介している。執筆陣の熱いリビドーが迸っている。『咲』前史を扱った記事が秀逸。(2009-08-30 20:28:35) |
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まとめその2はこのくらいで。
他にも感想を書きたいのは幾つもありますが、それらについては個別記事にする予定です。