マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

前代未聞?とあるテーマでアニメを特集する同人誌

さて今回は同人誌の紹介です。
最近は仕事の都合で即売会にも行けず、先日ようやく購入したものになります。


こちらです。



『かに暴動 大仏アニメ特集 〜アニメに登場する大仏たち〜』(サークル:かに温泉)。


タイトルどおり、大仏アニメを特集した同人誌になります。
皆さんの困惑する表情が目に浮かぶような気もしますが、僕も最初に書店でこれを見たときは「えっ」となりましたのでご安心ください。


大仏アニメ。初めて聞く単語です。「大仏」「アニメ」共に比較的一般的な単語であると思いますが、この2つが組み合わさったのはこれまでお目に掛かった記憶はありませんでしたよ。何と言っても、

どうして、アニメ作品には、数多くの大仏が登場し、そして活躍しているのであろうか?


そう言われても大多数の人にとっては「いったいなんのこっちゃ?!」と戸惑われることだと思う。


(『かに暴動』5ページ。)


と作者さん自ら書かれているくらいです。(´ω`)
そしてこの同人誌では、

  • アニメーターの欲望
  • 畏怖の対象が動き、襲ってくるという恐怖を描こうという意図
  • 大仏がある鎌倉という立地条件の良さ(アニメ制作会社は東京に多く存在する)


が多数制作された要因ではないかとの仮説に基づき、大仏アニメ(特撮も幾つか)を紹介しています。
その数は25。
そんなにあるのか!と驚かされます。


そんな中から、1つだけ紹介しておきましょう。
局所的に有名なアニメ『チャージマン研!第14話、「闇夜に消えた大仏」です。



この投げやり感が『チャージマン研!』の味ですよ。( ゚∀゚)
ついでにもうひとつ、その投げやりっぷりで最も有名かと思われる「頭の中にダイナマイト」も貼っておきましょうか。



こちらは大仏は関係ありませんが、是非一度ご覧下さい。)


それにしても大仏アニメとは、その着眼点が素晴らしいです。
普通は思い付かないですよ。
作者さんは昨年は「学習マンガ」を紹介する同人誌を書かれていますし、この目の付けどころには唸らされます。
それの紹介も実は昨年書いているので、よろしければご参考に。作者さんのブログにもリンクを貼っておきます。


他にどのような大仏アニメが存在するか、は読んでのお楽しみということで。
では今回はこのあたりにて。