マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

花沢健吾『アイアムアヒーロー』1〜3巻

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)


やや読み飛ばし気味だったので、今更ながら単行本を購入。


鳴かず飛ばずのマンガ家である主人公・鈴木英雄の、鬱屈と妄想が入り交じった日常・・・と思いきや、第10話「臨界」を境にその日常そのものが唐突に崩れていきます。
この作品と同じ題材の「非日常」を描いた作品は少なからず存在しますが、『アイアムアヒーロー』の特異な点は、日常と妄想と非日常が地続きになっているところですね。そこが非常に巧いと思います。