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時折マンガの話をします。

大場つぐみ・小畑健『バクマン。』9巻

バクマン。 9 (ジャンプコミックス)

バクマン。 9 (ジャンプコミックス)


サイコーとシュージンの迷走、或いは暗中模索が描かれる第9巻。


やはりギャグマンガを描くのは精神を削る作業なのだろう、「ギャグマンガ家寿命五年説」もあながち根拠のない話ではないのかなとか考えたりしました。
それにしても、新妻エイジの週刊連載2本というのはやはり現在だと少々リアリティに欠けるかもしれませんな。まぁマンガ的な面白さということですか。


自分の知る限りでは、石ノ森章太郎さんが月に700ページ描いたという話を聞いたことがありますが、あの時代のマンガ家さんは軒並み常軌を逸した情熱を持っていますし、現在とでは作画のクオリティも相当異なっているので一概に比較はできませんね。


そしてこの巻で遂に表紙を飾った蒼樹嬢、ずいぶん(性格的に)丸くなったなとしみじみしました。