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さいとう・たかを『ゴルゴ13』文庫版1巻

言わずと知れた『ゴルゴ13』。
腰を据えて読む時期であろうと、遅ればせながら買い始めました。


1巻には、「ビッグ・セイフ作戦」「デロスの咆哮」「バラと狼の倒錯」「色褪せた紋章」の四編を収録。巻末にはゴルゴ研究本『THE ゴルゴ学』編集総監督でもある研究家・杉森昌武氏による詳細な解説が併せて収められています。


やはり初期の作品群は、後になって読み始めた自分から見ると、実に新鮮に見えます。ゴルゴ13はかなり饒舌に喋りますし、かなり初歩的なミスも犯したりします。監視カメラに気付かずに捕えられてしまうとか、現在ではかなり考えづらい。数々の狙撃を遂行し続けることによって、超人的な腕前に更に磨きをかけていったということでありましょうな。そのプロセスを追うのも楽しみのひとつと言えましょう。