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時折マンガの話をします。

『それでも町は廻っている』時系列まとめ

先日、このような記事を書きました。


そのインタビューで、『それでも町は廻っている』の時系列シャッフルの話が出ています。

既にやっている方は少なからずいらっしゃるかと思いますが、備忘録も兼ねて自分でもやってみようかと思います。
因みに雑誌掲載順と単行本収録順が異なったりもしているのですが*1、話数は単行本準拠。
以下、内容に触れているのと、篦棒に長くなっていることもあるため、記事を収納しておきます。





【回想】

第26話:「少女探偵誕生」

  • 歩鳥が探偵になることを夢みるようになった際のエピソード。10年前の話になります。
  • 猛が産まれる直前の話。猛が小学4年(10歳)の時に歩鳥は高校2年(17歳)。つまりこの回想において歩鳥は7歳。
  • この「10年前」というのは、歩鳥が高校2年の時点での「10年前」と思われます。


【高校1年:春】

第1話:「至福の店 ビフォア」

  • 針原さんの台詞「私と卓球部入るっていったじゃない!」*2から、入部していない(つまり入学間もない)時期であることが判ります。4月中旬頃?

第2話:「至福の店 アフター」

  • 第1話の最後でタッツンがシーサイドで働く宣言をし、そして「真田ァ 今日ウチの店で辰野さん*3がデビューすんだよ」*4と歩鳥が洩らしていることから、第1話のすぐ後であることが推測されます。

第36話:「卒業式」

  • 歩鳥の妹・ユキコが学校に宿題を忘れてしまい、歩鳥が付き添って小学校に宿題を取りに行く話。
  • 歩鳥母の台詞「ゴールデンウィーク中にやる宿題の問題集学校に忘れてきたんだって」*5から時期は4月末と考えられます。この時ユキコは小学1年、弟の猛は小学3年。
  • 小学校の観察池に棲息すると噂される「メッシー」についての伏線あり。第42話「学校迷宮案内」でそれが展開・回収されます。

第3話:「セクハラ裁判」

  • 1巻43ページ、歩鳥の松田巡査に対するつぶやき「ああいうアブない人を見ると 春だなって思うよ・・・」から、春であるのは確実。
  • 歩鳥や猛・ユキコが半袖(Tシャツ)で過ごしている点や、タッツンの台詞「私も数学のテストの事考えると胃が痛いもん」*6等を踏まえると、5月の暖かい日であろうと推察。


【高校1年:夏】

第4話:「目」

  • 森秋先生の祖父が遺した絵のエピソード。
  • 歩鳥が先生に片想いのような感情を抱いている点から考えて時期的には第3話とほぼ同じ時期かと思われます。
  • 「絵の謎を解く」という頼みを試験間近に生徒に頼むのは不自然かもしれないので、第3話よりは少し前かもしれないとか考えてみたりも。

第5話:「愛の逃避行」

  • この回で時期を推測する手掛かりになるのは「制服が夏服になっている」という点くらい。6〜7月頃?

第6話:「辰野トシ子は砕けない」

  • タッツンが真田を映画に誘おうと四苦八苦する回。
  • 美術の授業の場面において、美術の先生が「途中経過の採点するから」*7と言っていることから、期末試験の時期であろうと予想。7月上旬?

第51話:「ホワイトデビル」

  • 高校野球の応援。
  • 歩鳥がタッツンのことを「辰野ふゃん・・・」と呼んでいることから、*81年の夏であることが判ります。時期は7月中旬が有力。

第7話:「宇宙冒険ロマン」

  • 歩鳥がTシャツとパンツのみという格好で、扇風機を回しながら1日中だらけて過ごしている点、夕立ちが発生している点などから、夏休みに入っていると思われます。7月下旬〜8月上旬頃?


【高校1年:秋】

第8話:「看板娘が大人気」

  • シーサイドに来た真田の父親が、「仕方ねぇ秋祭りの会合ここでやるか」と言っています。*9
  • 第52話「秋まつり」の開催日が9月22・23日。この秋祭りは高校2年のときですが、当然この年の秋祭りも同時期に行われたと考えられます。時期としては9月上旬、遅くても中旬といったあたり。
  • 因みにこの回で初めて「タッツン」という呼称が登場。(1巻138ページ。)

第22話:「ワン・オア・エイト」

  • シーサイドの留守番を頼まれた歩鳥が、一人で接客を行うエピソード。
  • 3巻50ページの冒頭で、木に柿がなっていることから、10〜11月であろうと思われます。
  • 高校2年の秋の可能性もありますが、第8話で歩鳥が店の挨拶にしようとした「めいど!」をこの回でも使用している点*10から、高校1年の秋の可能性のほうが高いと判断しました。

第12話:「乙女の誘いは奈落の罠!?」

  • 丸子商店街の寄り合いで温泉旅行にに行くエピソード。
  • 2巻5ページに小旅行に参加した人物一覧が描かれており、歩鳥とタッツンはこの時点で16歳、真田はまだ15歳であることが判ります。
  • 第20話(単行本3巻)「パンドラの箱」において主要キャラクターの誕生日に関する言及があり、タッツンは9月10日、真田は2月となっています。その間の時期であることは確実。
  • 歩鳥が「タッツン」と呼び、タッツンは「そのタッツンってのやめてくんない?」と応えている点から、*11第8話の直後であろうと思われます。服装から考えるともうすぐ冬といったあたり。10〜11月?


【高校1年:冬】

第9話:「恋の方程式」

  • 歩鳥が数学の補習を受ける回。
  • 服装が冬服(?)になっていることから衣替え以降。留年云々の会話が幾つかあることから、期末試験の補習の可能性が高いのでは?と考えます。12月中旬?
  • 中間試験直後(10月中旬)の可能性もあり。
  • 因みにこの回で歩鳥は森秋先生を「モリアーキー」と呼んでいます。

第47話:「ヒーローショー」

  • 鬼面ライガーショーで空気を読まないユキコ。
  • 嵐山家でコタツを出しているので、時期的には冬。12月頃?
  • 高校1年の冬という可能性もあり。
  • 2013年3月改訂:当初は暫定的に高校2年冬に位置づけていましたが、幾つかの要因からこちらが妥当であろうと判断し修正。詳細については増補改訂版の記事もご参照ください。

第10話:「カマボコ ボヨン ボヨン」

  • 猛とユキコが真田の家(魚屋)にかまぼことかずのこを買いに行き、その際に真田が「じゃーなよいお年を」と言っていることから、*12大晦日である可能性が高いです。

第11話:「猫少年」

  • 紺先輩初登場(モブキャラとしては登場済)。
  • 雪が降る季節で、且つ通学しているという点から、3学期の可能性が高いと思われます。1月下旬〜2月上旬?

第38話:「俺たちは機械じゃねぇ!」(回想パート)

  • 回想パートは紺先輩初登場直後。歩鳥が紺先輩の名前を憶えていません。

第17話:「出張メイドサービス」

  • ウェブサイト制作のために真田の家に行ったり、風邪をひいた紺先輩の看病に行ったり。
  • 紺先輩の家に行った際、表札を見て歩鳥が「紺 伝助!? やっぱりあいつ男だったんだ!」と言っていることから、*13初めて会ってからそれほど時間は経っていないと思われます。且つ、服装はあまり厚着ではないので、3月に入るか入らないかといった辺りと予想。
  • 因みに真田に貸していた小説『1/4の殺意』は、第5話「愛の逃避行」において真田にネタバレをしたうえで押し付けた作品です。他にも紺先輩が振り回した金色夜叉の置物が、第12話「乙女の誘いは奈落の罠!?」で歩鳥が温泉土産で買っていた置物と同じであったりと、小ネタが随所に仕込まれている印象です。


【高校2年:春】

第13・14話:「それでも町は廻っている

  • 歩鳥が生死の境を彷徨い、天国に行ってしまうエピソード。
  • 叔父さんから貰った万年筆の先端を切断して虫眼鏡をくっつけた「万年虫」を自作した歩鳥ですが、紺先輩からその万年筆が高級品であることを指摘され、且つその叔父さんから連絡があり、夏休みにインクを取り替えてあげようと言われ困り果ててしまいます。それを打開せんと、推理小説大賞の賞金で買い直そうと画策する訳ですが・・・(あとは読んでのお楽しみ)。
  • 「うっ 締め切りがもうすぐじゃん ...やばい でも発表がその3ケ月後・・・間に合う!! いける・・・夏までに万年筆が買えてしまう!!」という台詞があることから、*144月である可能性が非常に高いです。

第15話:「パジャマの天使」

  • 天国から戻ってきた歩鳥。その直後、検査入院中の話です。
  • 第14話で「2日くらい寝てたそうで・・・」とあり、*1515話冒頭の「病院飽きた もう3日目だよ」、*1615話の最後「10日振りのお店はどう?」というタッツンの台詞から、*1713話で事故に遭って5〜10日後の話であることが導き出されます。

第37話:「蘇る脳細胞」

  • 進路調査の話と、歩鳥の謎の記憶力について。
  • 進路希望調査票から、2年になっていることが判ります。
  • 高校卒業後について森秋先生から問われた際「まぁ〜あと2年くらいあるし」と答えています。*18
  • その後、紺先輩の家で音楽を聴いています。第17話「出張メイドサービス」で紺先輩の部屋の棚を物珍しそうに物色していたので、それより後の話であると思われます。
  • 歩鳥が妙な箇所で記憶力を発揮することが判り、紺先輩から睡眠学習をやってみたらと薦められます。その際「アホと呼ばれて16年の私の人生に訪れた一発逆転ホームランかもしれない!!」と言っています*19第20話「パンドラの箱」で、歩鳥の誕生日は5月であることが明言されており、誕生日を迎えると17歳になりますので、4月の可能性が高いと思われます。

第64話:「サインはB!」

  • 紺先輩の飼い猫・コバンが行方不明に。居場所は判ったものの別の問題が・・・。
  • まだ紺先輩が部活をやっていて、且つ冬服なので、4〜5月頃の可能性が高いかと。

第16話:「ナイトウォーカー」

  • 歩鳥と猛が夜更かしして商店街を散策するエピソード。
  • 歩鳥の台詞から、4月30日〜5月1日にかけての深夜であることが判ります。*20
  • ただ、高校1年の春という可能性も否定できないのですが・・・。

第60話:「歩鳥と謎の王国」

  • 歩鳥が夢の中で、様々なクイズを解く話。
  • 夢から醒めて部屋を出て行くコマで、カレンダーが描かれています。そこに「5」という数字があることから、時期は5月であることが判ります。
  • 回想シーンにおいて、既にミステリーへの関心が強いことが示されています。第26話「少女探偵誕生」以降のことと考えられます。
  • その回想で買ってもらった本を途中で読むのをやめてしまった訳ですが、夢に出てくるタヌキ・フォックスが「10年くらい待ってたポコ」と言っています。これらの点から、高校2年の5月の可能性が高いと判断しました。

第32話:「激突!妖精VS死神」

  • タッツンと針原さんの卓球対決。
  • 体育のテストをしているので学期末かとも思いましたが、制服は冬服で且つ体育の時間は半袖・長袖入り乱れている点から、5月頃であろうと推測。

第38話:「俺たちは機械じゃねぇ!」

  • 紺先輩の両親が登場。
  • 雨が降っている点、半袖姿、扉ページ*21が夏服姿といった点から、梅雨時であろうと予想。6月?

第30話:「メイド探偵大活躍」

  • シーサイドに、歩鳥が敬愛するミステリ作家・島部博人が来る話。
  • 歩鳥が書店で立ち読みしている「ミステリ画報」が7月号であることから、時期的には6月であろうと推測されます。


【高校2年:夏】

第18話:「穴」

  • 時折描かれる、「すこしふしぎ」なSF的ストーリー。
  • 歩鳥と紺先輩が仲良くなっている、制服が夏服、アイスを食べる時期といった点から、7月の可能性が高いです。

第29話:「嵐山財宝調査隊」

  • 夏休みに埋蔵金探しに行く長編エピソード。
  • 高校2年の夏休みの出来事については『季刊エス』34号の石黒先生インタビューで詳細が語られており、*22「ジョセフィーヌの夏」「嵐山家火事になる」「夢現小説」「踊る大捜査網」「まぼろしの少年」の順番であることが明言されています。

第19話:「ジョセフィーヌの夏」

  • 3つの視点(?)から描かれる、嵐山家の日常。
  • 夏休みに入っています。
  • 歩鳥は2度目となる数学の補習を受けています。

第40話:「嵐山家火事になる」

  • とある夏の日に起きたハプニング。
  • ジョセフィーヌが良いキャラクターをしています。
  • この回以降、ジョセフィーヌの犬小屋が変わります(屋根の色が白に)。

第39話:「夢現小説」

  • ある夏の日に、亀井堂の静さんと鰻を食べる話。
  • 夢と現実が入れ子状に展開し、どこからが現実なのかが曖昧に描かれる、不思議な感覚になる回です。『ドラえもん』の「うつつまくら」の話を思い出しますね。

第50話:「まぼろしの少年」

第63話:「KAPPA QUEST」

  • 歩鳥の母親の実家・綾鳥家でのお話。猛とユキコが、お祖父さんから教えられたカッパを捜索します。
  • ユキコがやっているゲームは、台詞からRPGであることが判ります。*23恐らく、第50話「まぼろしの少年」においてお祖父さんにねだっていた「ワニクエスト9」と思われます。*24

第62話:「踊る大捜査網」

  • 商店街中にばらまかれた大量のドングリ。果たして犯人は?
  • その謎が明かされる過程で、ユキコのゲーム機が発見されているのもポイント。*25
  • 2013年3月改訂:当初は第39話と第50話の間に設定していましたが、ヤマカムの山田さんによる考察記事を読み、この回は実家帰省後のほうが妥当であろうと判断したため修正。

第41話:「大嵐の夜に」

  • 町を台風が直撃します。
  • 紺先輩の台詞から、学校は始まっていることが判ります。*268月末?
  • この回以降、物干し台の形状が変わります。

第49話:「紺先輩の静かな怒り」

  • 紺先輩が「部活ももうすぐ終わりかぁ・・・」と言っています。*27第53話「コンタクト」において、紺先輩は「3年は先月一杯で部活終わったからな・・・」と言っており、その発言が学園祭直後なので、部活が終わったのは恐らく9月。その点から考えて8月末と推測されます。


【高校2年:秋】

第20話:「パンドラの箱

  • タッツンの誕生日祝い。
  • 9月8日の出来事です。*28

第42話:「学校迷宮案内」

  • 猛が学校に伝わる七不思議「メッシー」の謎に迫るエピソード。
  • 教室の後ろに習字が張られています。*29夏休みの課題か何かと思われ、2学期が始まってそれほど時間が経っていない時期と予想。
  • 長袖ながら比較的薄着、歩鳥の同級生が冬服。9月上旬〜中旬?
  • エビちゃん可愛いです。

第31話:「1ぱいのミシンそば」

  • 真田の子供時代の記憶を頼りに、そば屋を捜すエピソード。
  • 第28話の埋蔵金探しに言及している点と、*30長袖を着ている点等から、9月頃であろうと推測。

第52話:「秋まつり」

  • 秋まつりの開催日は9月22・23日。*31
  • 歩鳥は奉納相撲に参加しているので、日程から22日の出来事であるのが判ります。

第21話:「迷路楽団」

  • 学園祭のエピソード。紺先輩が歩鳥とタッツン、針原さんを引き込んでバンドをやります。アニメ版のEDを思い出しますね。
  • 時期的には10月頃でしょうか?

第53話:「コンタクト」

  • I県の海岸で謎の物体が発見されるエピソードと、針原さんの下駄箱に手紙が入っていたエピソードが並行して描かれます。
  • 時期は学園祭の少し後。また、歩鳥の「しかも針原さんが卓球部入ったのって入学直後でしょ? もう一年半以上前ですよ」という台詞から、*32時期は10月末と推測。

第27話:「ワン・オア・エイト・アゲイン」

  • 歩鳥がシーサイドの名物料理を作ろうと画策する回。
  • 制服が冬服、しかしながらあまり厚着はしていない点、麻婆豆腐を上手に仕上げた紺先輩に対し「音感!端正な顔立ち!運動神経! そして麻婆! 天は この者に何物お与えになられるのか!?」と言っていること等から、*33学園祭でバンドをやった少し後の可能性が高いのではと予測。
  • 紺先輩が音楽好きなのが判明するのは第17話、卓球の腕前を知るのが第32話なので、その直後(5月頃?)の可能性もあり。

第28話:「ツッコミじいさん」

  • これまでもモブキャラ的に登場していたじいさんの正体が明かされます。
  • メイド長の台詞から、第27話の翌日の話であることが判ります。*34

第55話:「時は待ってくれない」

  • 紺先輩の進路についてと、調理実習の話。
  • 近くの大学を受けることを決めている点、制服が冬服で且つ上着を着用していたりもする点から、10月末〜11月初頭と予想。

第43話:「フリーマーケットで歩鳥とキス」

  • タイトルどおり、フリーマーケットに出店する話。
  • 服装から秋であろうという推測しかできませんが、タッツンの真田に対する接し方から学園祭よりは後ではないかと予想。10月末〜11月初頭?

第46話:「タイムカプセル」

  • メイド長の部屋のコタツを出す作業をしています。時期的には11月末?


【高校2年:冬】

第33話:「実に微妙なカード」

  • 猛が主役の回。そして第28話で存在のみ仄めかされていたエビちゃんが初登場。
  • やや厚着をしていることと、嵐山家で既にコタツを出している点などから、初冬とみるのが妥当かと。11月末〜12月初め?
  • エビちゃん可愛いです。

第54話:「ガッカリなカード」

  • 猛と4組の山本くんとのカード対決。
  • 第33話「実に微妙なカード」の時点では山本くんと対決はしていないので、*35それよりは後の話。12月上旬〜中旬?

第24話:「Detective Girls」

  • シーサイドのHPに舞い込んできた、犬の飼い主探しのお願いメールから始まるささやかな事件。
  • 「2-A」の教室前で会話する場面があるので、*362年の時の話であるのはほぼ確実。
  • コートを着ているので、冬であることが伺えます。12月頃?

第25話:「呪のルーレット」

  • 掲示板に張り出された呼出しの用紙に「2A-020 嵐山歩鳥」とあり、*37コート着用という点から、第24話とほぼ同時期と推測されます。

第23話:「まもれ サンタの夢」

  • ユキコにサンタクロースの存在を信じ続けさせるために、歩鳥が奮闘するお話。日付は12月24日。
  • しかしこのエピソードも、高校1年冬という可能性はあります。

第34話:「まぬけな正月の過ごし方」

  • タイトルどおり正月。
  • 紺先輩が出てきて、歩鳥がエビちゃんのことを知っているので、2年の正月になります。

第57話:「それ町サスペンス劇場2」

  • 町内会の旅行へ行く第2弾。今回はスキー旅行。
  • 冬であることしか判らず、時期の特定は困難。歩鳥・タッツン・真田が参加しているので冬休み期間かもしれないですが、土・日で行く可能性も。12〜2月の間で、1月中旬の可能性が高いかも、といったあたり。

第45話:「逢えない二人」

  • 猛が風邪をひいて学校を休む話。歩鳥のクラスでも風邪が流行っている様子。
  • エビちゃんが猛のお見舞いに来ます。その際持ってきた「来月の献立表」に「2月」と記載されています。*38従って1月、且つ下旬と考えられます。

第35話:「下町雪訪い小話」

  • ある雪の日に現れた、ミステリアスな女性をめぐってのお話。
  • 交番勤務の松田巡査が「僕 ここの交番来て まだ2年ですからねー・・・」と言っています。*39時期的には2月初頭?
  • 第48話「歩鳥初体験」において松田巡査が交番勤務となった際の回想があり、「本年度から玉川交番に配属された松田です!」と言っています。*40その回想に登場する歩鳥コート着用ですが、下に制服が見えるので、は恐らく高校1年4月(入学直後)と推察。
  • 回想時の歩鳥が中学3年、この回が高校1年の可能性もあり。

第58話:「血のバレンタイン

  • バレンタイン間近の話なので、2月14日の少し前。
  • 回想は小学6年の2月14日、並びに中学2年の夏頃。

第56話:「テリトリー」

  • ユキコが自分の部屋を欲しがる話。
  • 歩鳥が「あと1年ちょい待てば私が大学行ってひとり暮らしするから」と言っており、*41まだ髪が短くなっていないので、2月中旬〜下旬にかけてと思われます。

第44話:「ざっくばらん」

  • 散髪中のアクシデントにより、この回以降歩鳥の髪型がショートカットに。
  • 季刊エス』34号のインタビューにて、「髪を切ったのが二年生の三学期の二月末あたり」と明言しています。*42

第59話:「笑ってごらん」

  • 風邪をひいたタッツンに代わり、歩鳥が針原さんと一緒にミュージカルに行くエピソード。
  • この回の冒頭にて、コタツを片付けています。針原さんも「季節の変わり目」と言っていますので、高校2年の3月頃が有力。


【高校3年:春】

第61話:「大怪獣 尾谷校に現わる」

  • クラブ説明会用の映画撮影と、その際に起こった事件。
  • 季刊エス』34号のインタビューにて、3年の4月の出来事であることが明言されています。*43

第48話:「歩鳥初体験」

  • もんじゃ焼きを食べたり、月見そばの食べ方で議論したり。
  • 歩鳥の髪が少し伸びてきています。また、松田巡査が歩鳥に「春だからって調子に乗ってしでかすなよ」と言っています。*44時期的には4月と思われます。


【高校3年:夏】

単行本8巻の時点では、この時期の作品はなし。


【高校3年:秋】

第65話:「さよなら麺類」

  • ラーメン屋「大名行列」が閉店する話。
  • 歩鳥と真田が着ている制服は冬服で、歩鳥の髪もかなり伸びてきています。
  • 松田巡査が「これから寒くなる季節なのに さみしいなぁ・・・」と言っています。*45これらの点から、9〜10月頃と推測。


【高校3年:冬】

単行本8巻の時点では、この時期の作品はなし。




こんな感じでしょうか。
あくまで個人的な考察に基づくものなので、少なからず間違いは存在すると思います。
他にも思わぬ見逃しがあるかとも思いますので、何かご指摘があれば幸いです。


という訳で、今回はこのあたりにて。

*1:単行本5巻以降において、収録順にもシャッフルが時折見受けられます。

*2:1巻18ページ。

*3:この頃はまだ呼び方が「辰野さん」。

*4:1巻25ページ。

*5:5巻28ページ。

*6:1巻43ページ。

*7:1巻95ページ。

*8:7巻13ページ。

*9:1巻129ページ。

*10:3巻66ページ。

*11:2巻10ページ。

*12:1巻162ページ。

*13:2巻128ページ。

*14:2巻38ページ。

*15:2巻68ページ。

*16:2巻72ページ。

*17:2巻88ページ。

*18:5巻57ページ。

*19:5巻64ページ。

*20:2巻107ページ。

*21:5巻69ページ。

*22:季刊エス』34号70ページ。

*23:8巻122ページ。

*24:6巻161ページ。

*25:8巻104ページ。

*26:5巻137ページ。

*27:6巻145ページ。

*28:2日前にお祝いをしています。

*29:5巻187ページ。

*30:4巻110ページ。

*31:7巻23ページ。

*32:7巻60ページ。

*33:3巻169ページ。

*34:3巻186ページ。

*35:4巻156ページ。

*36:2巻106ページ。

*37:3巻118ページ。

*38:6巻61ページ。

*39:5巻10ページ。

*40:6巻133ページ。

*41:7巻120ページ。

*42:季刊エス』34号69ページ。

*43:季刊エス』34号69ページ。

*44:6巻131ページ。

*45:8巻186ページ。