マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

『BOY'S ピアス』2011年5月号の煽り文句が飛ばしている

まずは、この画像をご覧戴きたい。
(以下、内容が独特であるために記事を収納。)



特集
進撃の巨根♡
挿入ってます!!!


如何であろうか?
自分達は巨大な壁に守られているから安心だと思っていたら、突如出現した超大型巨人によってその壁を破壊されてしまったかのような感情を抱いたのではあるまいか。


この感情を、少しでも多くの人々に伝えねばならぬ。
例え要らぬお世話だとの罵声を浴びようとも、この思いを打ち消すことは適わぬ。
祈りにも似た沸き上がる衝動に突き動かされるまま、俺はこの雑誌を買ってしまったのである。


この雑誌名は、タイトルでも挙げたとおり、『BOY'S ピアス』である。
BL雑誌です。出版社名はジュネット


ジュネット」で何らかの既視感を感じた方々がいるやもしれない。
そう、BLネタでは圧倒的知名度を誇るカフェオレ・ライター管理人・マルコさんの記事に度々その名が出てくるのである。以下に幾つかの記事を挙げる。


これらの記事で取り上げられている雑誌は、すべてジュネットから出版されている。これらに加え、今回の「進撃の巨根」の煽り文。これらフロンティアスピリットに満ち溢れた誌面作りが、ジュネットの特徴と言うことが可能であろう。


またジュネットの作品は、全体的な傾向として内容も濃い。
その一端を示すものとして、この号の特集(?)を一つ取り上げたい。「ゲイビの王子様みつけた!!!」と題されたコーナーである。実際のゲイビデオの解説(写真付)を行うと共に、場面を再現したイラストを併せて掲載している。なかなかにインパクトのあるコーナーなので、機会があれば読んで戴きたい。


そして、そのイラストを担当しているのが、成年向でも活躍している命わずか先生なのである。冒頭に掲載した写真の右下に、先生の名前があることに気付いておられるだろうか。BLと成年向、共に活躍しておられる作家さんは複数名存在するが、また新たに一人加わったと言えるのかもしれない。


因みに上記リンク先、「抱かれ枕」(或いはマルコさんが同棲することになったセクシーなイケメン)を描いたのは米鞍賢五先生。読み方でお判りかもしれないが、米倉けんご先生のBL名義である。その事実を知れば、同棲生活が悦びに変わる可能性は充分に存在するであろう。



些か脱線が過ぎたものの、都条例や震災による自粛の傾向等、暗い方向性の話題が多い中、それらが初めから存在しないかの如く我が道を邁進するジュネットには、今後も変わらずに進撃を続けて欲しいと願う次第である。


進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)