読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

マンガLOG収蔵庫・別館

本館のバックアップとして使用しています。

遂に、長らく待ち望んでいた全集が刊行される。『水木しげる漫画大全集』


先日、池袋のアニメイトサンシャインに立ち寄る機会がありました。
サンシャイン60向かいにある、旧本店です。現在はコラボショップとかやっています。



4Fの「集英社コミックギャラリー」で撮影可とのことだったので、「じょう」の写真を撮ってみたりしていた訳ですが、6Fの「講談社フラッグショップ」にて『鬼灯の冷徹』グッズとかを眺めていた際にふと目に留まったチラシに衝撃を受けた次第です。



遂に、遂にッ!
水木センセイの全集が刊行されるッ!
これが喜ばずにいられましょうか!


と、まぁ実は『水木しげる漫画大全集』の情報じたいは、調べてみたところ去年の11月末には出ていた模様。水木プロダクションの twitter では何回か情報がツイートされていました。ただ自分のフォローが多かった都合で、TLが流れてしまい気が付かなかったという次第です。


また、公式サイトもオープンしていました。
現在はチラシと同じ状態ですが、今後アップデートされていく模様です。

自分もそれなりには水木センセイのファンのつもりではあります。既に四半世紀以上にわたって(断続的ではあるものの)読み続けている。しかしながら、水木センセイの作品はとにかく全貌が摑みづらい。
個人的な印象ではありますが、摑みづらい要因としては

  • 仕事量・作品数が尋常ではない
  • 貸本も含め、膨大な数の出版社で仕事をしている
  • 自作のリメイク(或いはそれに準ずる内容)も多い


このあたりを挙げることができるかと思います。
昨今は文庫版・復刻版が多数出ているので作品じたいを読むことはかなり容易になってきてはいるものの、どの雑誌で連載していたのかが(少なくとも自分には)よく判らない作品がかなり多いのです。初出が記載されていなかったりするケースも少なからずあったり、何故か収録順がまちまちだったり。
他にも、例えば『ゲゲゲの鬼太郎』は複数の出版社で出しているのですが、特定の出版社のバージョンにしか収録されていない作品もあったりする訳です。「ガロ」に掲載された「鬼太郎の誕生」は朝日ソノラマの愛蔵版と中公文庫版にしか収録されていない、とか。
河童の三平』には3つだか4つのバージョンがある、っていうのも有名ですかね。『悪魔くん』にも東考社版と『悪魔くん千年王国』、それとは別の『悪魔くん』と(以下長くなるので省略。)


また、復刻が進んでいる現在でも入手困難な作品はまだまだあったりします。貸本系は言うに及ばず、比較的最近(と言っても20年以上前ですが)だと、「ボンボン」で連載されていた『最新版ゲゲゲの鬼太郎』とかですね。ぬらりひょんが旧帝国軍人みたいな格好をしているやつです。


と、まぁそんな感じでやたらと錯綜しているので、全集が出てくれないものかと思い続けていた次第です。それ故に、この『水木しげる漫画大全集』は光明と言わざるを得ない。



因みに上に挙げた写真のチラシ裏には、「水木しげる漫画大全集10の特質」が掲載されています。それを抜き出してみます。

  • 1. 全時代の漫画作品を完全収録。
  • 2. 初めての媒体別・発表順編集。
  • 3. 発表時のオリジナル頁を再現。
  • 4. 迫力あるワイドな版型。
  • 5. 貸本作品を完全網羅。
  • 6. 未収録作品も第発掘。
  • 7. 各界著名人のエッセイを全巻に掲載。
  • 8. 監修は小説家・京極夏彦
  • 9. 各巻に特別編集の月報付き。
  • 10. 予約者には豪華特典を進呈。


詳細は、こちらで見ることができますね。


何れの特質も、震えんばかりの内容だったりする訳ですが、特筆すべきは10の豪華特典ですね。スペシャル別巻とグッズが付くとのことなのですが、その別巻には、何と描き下ろしの『ゲゲゲの鬼太郎』新作が収録されるとのことなのです!


現時点での、恐らく最後に描かれている鬼太郎作品は、1996〜97年にかけて執筆された『鬼太郎霊団』の筈なので、16年ぶりの新作ということになります。
新作が読めるというのであれば、当然の帰結として全巻予約となる訳です。


京極夏彦が選ぶ!水木しげるの奇妙な劇画集 (ちくま文庫)

京極夏彦が選ぶ!水木しげるの奇妙な劇画集 (ちくま文庫)


(『鬼太郎霊団』はこちらに収録されています。)


今年の6月から刊行開始とのこと。
その時を心待ちにしつつ、全巻予約の申込と部屋の片付けを進めようと思う次第です。


といったところで、本日はこのあたりにて。