マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

『Dr.コトー』のオリジナル移籍は必然だ、という話

今月いっぱいで「ヤングサンデー」が休刊となりますね。
休刊と共に完結する作品は何か、別雑誌に移籍するならどこかと、連載陣の今後の去就が注目されています。
作家側からもちらほらと発言が出始めるなか、恐らく最初となる移籍決定を知らせるニュースがありました。


Dr.コトー診療所』の移籍先は「ビッグコミックオリジナル」で決定とのことです。
ただこの移籍、マンガをある程度読まれる方なら予想は付いていたのではないかという気がします。
ついでに書くと、移籍先は「オリジナル」以外あり得ないのですよね。*1


何故かと言いますと、他に選択肢がないんですよね。
ちょっとここで、以前書いた記事を引っ張り出します。先月の21日です。


早い話、殆どの雑誌に既に医療マンガがある訳です。(詳しくはリンク先をご覧ください。)

といった具合です。上の4つを除外すると、残るのは「オリジナル」「サンデーGX」「IKKI」となります。
「オリジナル」以外の雑誌は如何にも不釣り合いですよね。非常に大雑把な言い方をすると「GX」はオタク寄り、「IKKI」はサブカル臭強めといった印象です。雑誌内で孤島になってしまうのではないかと。
結果、移籍先は「オリジナル」以外はあり得ないということになります。


さて気になるのは、それ以外の連載作の去就ですね。
鉄腕バーディー』と『アオイホノオ』は「GX」だろうな、と思います。
クロサギ』は「スペリオール」かな?『マネーの拳』と少し被っている気もしますが、「スピリッツ」には『闇金ウシジマくん』がありますし、「ビッグコミック」はちょっと雰囲気が異なりますし。
他にも『土竜の唄』や『絶望に効く薬』とかはどうなるのか・・・。気になるところです。

*1:小学館の他の雑誌に移行、という場合。