やまむらはじめ『神様ドォルズ』4巻でニヤケてしまった、という話
- 作者: やまむらはじめ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/01/19
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
3巻を読んだときは危うく詩緒に転びそうになったこともありますが、この巻を読んで、改めて「やっぱり日々乃さんだよな!」と痛感しました。
諸事情あって部屋に閉じこもっていた日々乃さんが、その事情を伺おうとしている匡平を追い返そうとして一言告げるために扉を開けます。すると扉に貼り付くようなかたちだった匡平は支えを失って(内側から引くタイプの扉です)倒れ込んでしまい、日々乃さんを押し倒すようなかたちになってしまう訳です。まったくもってけしからん若造です。
因みにお互い気はあるようですが口には出していないというプラトニックな状況なのです。両者とも慌てふためいて離れるのですが、離れた直後の日々乃さんの表情を捕えたのが上の2コマです。
実のところまんざらでもないにしろやはり恥ずかしいやら些か納得いきかねるやら、といった感情が渦巻いている、そんな表情が実によろしいではありませんか!( ゚∀゚)
2コマ目ではトーンを巧く使って、身体が熱くなっているのも表現していますね。わざわざ2コマ使っているのは、じわじわと恥ずかしさが込み上げてくる様をじっくりと描写するためだと確信する次第です。
おじさんはニヤニヤが止まらないですよ。(´ω`)
・・・といった描写と共に、シリアス展開もバランス良く取り込んでいるのも『神様ドォルズ』の面白さ。
匡平の過去?も少しずつほのめかしながら、更に多くの人間を巻き込んだドラマが展開していってます。続きが非常に気になる1冊です。