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時折マンガの話をします。

こうの史代『この世界の片隅に』上・中・下巻

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 中 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 下 (アクションコミックス)


圧倒的過ぎる。
昭和18年〜20年の軍港・呉を舞台に、そこへ嫁いできたすずと、彼女の家族(嫁ぎ先・実家共に)や知り合った人たちが織り成す日常。
しかし確実に迫り来る戦争の足音。
彼女らに降り掛かる苦難、悲劇、理不尽。
多くのものを奪われつつも、静かに、それでいて力強く生き続ける人たち。
そして、絵を描くことが好きだったすずの右手がもたらす奇蹟。


自分にはこの作品を語れるほどの能力がないものの、素晴らしいレビューも既に複数ネット上にアップされています。
是非とも読んで欲しい作品です。
そしてこの作品は*1読み込めば読み込むほど凄さが判ります。あらゆるコマの情報、すべての台詞を、何度も何度も読み返して欲しいです。


さて、また読み返すとしましょうか。

*1:この世界の片隅に』のみならず、こうの史代さんの作品すべてに言えることかもしれません。