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時折マンガの話をします。

野村亮馬『ベントラーベントラー』3巻

ベントラーベントラー(3) (アフタヌーンKC)

ベントラーベントラー(3) (アフタヌーンKC)


地球外生命体が半ば日常的に見受けられるようになった世界での、外生生物警備課の日常を描いていた作品です。この巻にて完結。


もう少しこの、少し奇妙な日常を読み続けたかったという思いはありますが、良い終わらせ方であったと思います。切なさを滲ませつつも、深い余韻を残すと言いますか。
グレッグ・イーガンディアスポラ』の結末に少し似ている、と言うのは大袈裟に過ぎますかな?『ディアスポラ』が自発的な選択であったのに対し、『ベントラーベントラー』は否応なくの結果という違いはありますけどね。