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時折マンガの話をします。

ドラマ版『花のズボラ飯』を視聴して感じた違和感について

孤独のグルメ』、ドラマも面白いですね。
井之頭五郎演ずる松重豊さんが、実に味のある演技をしています。

孤独のグルメ 【新装版】

孤独のグルメ 【新装版】


自分の twitter の TL も、放映時間になると速度が桁違いになります。
その一方で、『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之さんが同じく原作を手掛けている『花のズボラ飯』のドラマも始まった訳ですが、こちらに関しては些か反応が割れていた印象があります。

花のズボラ飯

花のズボラ飯

花のズボラ飯(2)

花のズボラ飯(2)


自分も第1話を視聴して、何か違和感を感じた次第。
食事は美味しそうなんですが、何かが違う。
謎の実況解説とか、最後の料理の場面とかは、まぁこれは想定している視聴者層やスポンサーとの兼ね合いとかの結果なのでありましょうが、それ以外でも何かが違う。
考えた結果、本来あるべきものがないというのが判りました。
それについての、twitter での自分のツイートを挙げておきます。








具体的には、こういったものですな。


書店の紙袋。amazon とか使っている場合には箱になる訳ですが、花さんは書店で働いているという設定なので、可能性としてはやはりこういう袋かな、と。



本の帯。ドラマ内で『王家の紋章』を読んでいた際、確か帯はなかった筈。




マンガに挟み込まれている広告とか、特典ペーパーとか。




スリップとシュリンク。店によっては取るところもあり。


本をたくさん買うと、必然的にこういったものも増える訳で、これらが乱雑に散らかっていて然るべきだと思う次第。しかしながらドラマ内でこれらはまったく見受けられなかった筈。そこに違和感を感じたのであろうと。


より広げて言えば、衣類とか各種嗜好品は床に放置されていたりするが、それらに付随していた筈の包装やゴミ類は無い、ということですね。
喩えるならば、奇麗に掃除された箱庭に敢えて落ち葉を撒いたような印象、とでも言いましょうか。


ただこれも、想定する視聴者層との兼ね合いもあるのかもしれませんな。
或いは、本当にズボラな部屋を描写しようとしていないのかも。描きたい世界観に不要な要素を排除した、わたせせいぞうさん的な世界と言えるのかもしれません。


ハートカクテル sweet

ハートカクテル sweet


と、そんなことを徒然に考えたのでした。