『それでも町は廻っている』時系列まとめ・増補改訂版
先月末に、石黒正数さんの『それでも町は廻っている』11巻が発売されました。
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2013/02/28
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (60件) を見る
この巻は「恐怖それ町」とのことで、「怖い話」を集めた巻となっています。
そして11巻のあとがきにおいて、『それ町』は時系列がバラバラになっていることを石黒正数さん自ら言及しています。時系列がシャッフルされているという点については、「季刊エス」2011年4月号に収録されたインタビューで既に明言している訳ですが、単行本で改めて説明したというかたちになります。
自分も2年ほど前に、このインタビュー記事を読んだうえで時系列をまとめてみたことがあります。
リンク先を読めばお判りかと思いますが、2年前の時点では8巻までしか出ていません。そろそろアップデートする必要があるかな、と思っていたところですので、今回は9〜11巻までを含めた時系列増補版を作成してみようかと。
11巻については、ヤマカムの山田さんが既に考察されていたので、そちらも参照させて戴きつつということになります。
1〜8巻までの時系列の論拠については、こちらでは割愛します。詳細は上のリンク先をご参照戴ければと。ただ、リンク先は話数のみの表記で済ませてしまい少々判りづらいかと思いましたので、こちらでは巻数も併せて表記しておきます。
以下、ある程度長くなり、且つ内容に触れるため、文章を収納しておきます。
それでは考察?開始。
【回想】
第26話(3巻):「少女探偵誕生」
第72話(9巻):「噓つきリッちゃんの亡霊」(回想パート)
- 小学校時代の友達・リッちゃんとの思い出。噓の重ね合いがまさかの方向に。
- 小学校5〜6年頃と思われます。
【高校1年:春】
第1話(1巻):「至福の店 ビフォア」
第2話(1巻):「至福の店 アフター」
第36話(5巻):「卒業式」
第3話(1巻):「セクハラ裁判」
第83話(11巻):「闇に棲む声」
- 歩鳥が体験した「怪談」と、その発祥について。
- 「タケルも春休み中だったから3月末か4月頭かな」という台詞*1から歩鳥が「幽霊」を目撃したのはその時期。
- 同じく歩鳥の「あと高校でできた友達と」という台詞*2から高校1年の時期であるのも判ります。
- そして怪談の内容がネット上に書き込まれているのが、その年の5月15日であることが38ページに描かれています。
【高校1年:夏】
第4話(1巻):「目」
第5話(1巻):「愛の逃避行」
第6話(1巻):「辰野トシ子は砕けない」
第66話(9巻):「嵐山忍法帳」
- プール学習を前に塞ぎ気味のユキコに、歩鳥がアドバイスをするのだが・・・。
- ユキコが被っている水泳用のキャップに「1-1」と書かれています。*3ユキコが小1のときは歩鳥は高1です。
- 第51話は夏休み直前〜夏休み入ってすぐなので、それよりは前。
- 第6話とほぼ同時期と思われます。
第51話(7巻):「ホワイトデビル」
第7話(1巻):「宇宙冒険ロマン」
第86話(11巻):「非行少年飛行少女群像劇」
- 真田たち少年グループの夏休みと、歩鳥たちがプールに行くエピソードが並行して描かれます。
- 真田の父親の台詞「夏休みに少年少女が非行に走らねーよう見回れよ」*4から、夏休み時期であることが判ります。
- また、歩鳥がまだタッツンを「辰野さん」と呼んでいることから、*5高校1年の時期であることも判ります。
- 因みに第24話「Detective Girls」に登場した城嶋先輩が再登場。時系列的にはこちらのほうが先です。
【高校1年:秋】
第8話(1巻):「看板娘が大人気」
第68話(9巻):「嵐山ジョセフィーヌ様」
- この回は、時期を判別する材料が非常に少ないです。
- ジョセフィーヌの犬小屋の屋根の色から、第40話「嵐山家火事になる」よりは前であるのが判るくらい。
- 歩鳥や静さんの服装から、高校1年の秋頃、或いは高校2年の春頃であろうという予想。
- 紺先輩が登場していれば、高校2年の春頃まで絞れたりするのですが・・・。
第22話(3巻):「ワン・オア・エイト」
第12話(2巻):「乙女の誘いは奈落の罠!?」
【高校1年:冬】
第9話(1巻):「恋の方程式」
第47話(6巻):「ヒーローショー」(修正)
- 2年前の記事では暫定的に高校2年冬と考えたものの、幾つかの点から高校1年冬の可能性が高いと考え、こちらに修正。
- 第69話「流血のプロセス」で言及される真田に似た俳優・草壁悠紀が登場(?)するのがこの回。
- 草壁悠紀は『鬼面ライガーしぐれ』でライガーのライバル・オメガを演じています。
- 第82話「最後の謎」において、ユキコと猛が観たい番組の取り合いをする場面があります。*6その際にユキコが観たがっているのが『劇場版 鬼面ライガー 鬼面ライガーファンガス VS 鬼面ライガーしぐれ』。
- タイトルのライガー並び順から、『鬼面ライガーファンガス』が現行で放映していると考えられます。
- つまり『鬼面ライガーしぐれ』はその前年と推測。第82話の時系列は歩鳥が高校2年の春頃と思われるので、この回は高校1年冬の可能性が高くなります。
第10話(1巻):「カマボコ ボヨン ボヨン」
第66話(9巻):「燃えよ歩鳥」
- 正月の餅つきと、放火犯のエピソード。
- 当然時期は正月。
- 因みに第10話「カマボコ ボヨン ボヨン」の回はその前日、大晦日のエピソードなのですが、猛とユキコがおせちの食材を買いに行った際、帰りに火事の煙を目撃して寄り道をします。放火犯の伏線が1巻の時点で既に出ているという驚き。
第11話(1巻):「猫少年」
第38話(5巻):「俺たちは機械じゃねぇ!」(回想パート)
第17話(2巻):「出張メイドサービス」
【高校2年:春】
第13・14話(2巻):「それでも町は廻っている」
第15話(2巻):「パジャマの天使」
第71話(9巻):「歩く鳥」
- 歩鳥が紺先輩を誘ってスケートに行く話。
- 9巻129〜130ページでの2人の会話から、歩鳥が車に轢かれて生死の境を彷徨ったエピソード「それでも町は廻っている」(第13〜14話)の直後であることが判ります。
- 扉ページの歩鳥の頭にも、包帯が絡まっていますね。*7
第37話(5巻):「蘇る脳細胞」
第64話(8巻):「サインはB!」
第16話(2巻):「ナイトウォーカー」
第60話(8巻):「歩鳥と謎の王国」
第32話(4巻):「激突!妖精VS死神」
第82話(11巻):「最後の謎」
- 商店街にTVドラマの撮影が来る話。
- 紺先輩が猛に会った際、対応がぎこちなくなっています。夏には一緒に埋蔵金探しに行っていたりするので、それよりも前、春頃かと思われます。
- 歩鳥に対してかなり心を許しているのが窺えることから、第71話「歩く鳥」よりは後かな、と推測。5月頃?
第69話(9巻):「流血のプロセス」
- 何故歩鳥は流血して倒れたのか。真田の恋人発覚疑惑と、誤解に基づく推理の捩れ。
- 第47話「ヒーローショー」で登場する真田に似たタレント・草壁悠紀が物語のキーマンに。
- 9巻80ページの教室の札が「2-A」とあるので歩鳥は2年。
- 歩鳥の母親の台詞「家の前で死にかけて今度は家の中で......」*8という台詞から、第13〜14話「それでも町は廻っている」からそれほど時間は経っていないと考えられます。服装が比較的厚着なので、5月頃と推測。
- 同年秋の可能性もあります。
第38話(5巻):「俺たちは機械じゃねぇ!」
第30話(4巻):「メイド探偵大活躍」
【高校2年:夏】
第18話(2巻):「穴」
第84話(11巻):「夕闇の町」(冒頭パート)
- 子供の頃の不思議な体験を、歩鳥とタッツン、針原さんが語ります。
- 季節は夏。本編(?)は夏休み時期なので、夏休み直前と思われます。
- 歩鳥たちの話を聴いていた真田が、自らの不思議体験を披露しかけます。「小さい頃オヤジに手を引かれて謎のソバを」。*9これは第31話「1ぱいのミシンそば」にあたります。
第85話(11巻):「紺先輩は謎だ!」
- 紺先輩の「別荘」で見た謎と、その真相。
- 冒頭の11巻76〜77ページで、歩鳥は数学の補習を受けています。これが夏休み入って最初の2日間。
- 11巻78ページで、それから2日間ゴロゴロと過ごしていたことが歩鳥の独白で説明されます。
- 「紺先輩と出会って半年くらい経つけど」*10という歩鳥の独白があります。
- 夏休み直後ということは恐らく時期は7月末。つまり紺先輩と初めて会った第11話「猫少年」は1月末の可能性が高いということになります。
第29話(4巻):「嵐山財宝調査隊」
第19話(2巻):「ジョセフィーヌの夏」
第40話(5巻):「嵐山家火事になる」
第39話(5巻):「夢現小説」
第74話(10巻):「アネの日記」
- ユキコが自由研究として、歩鳥の観察をするエピソード。
- 最初はあさがおの観察絵日記だったものの、大きなつぼみをたたえていたあさがおが、突然壊滅。
- その理由を訊いた真田に、ユキコは「ねえちゃんがりょこうに行って コバンをあずかって...」と説明。
- その説明は、第29話「嵐山財宝調査隊」に該当します。つまりそれよりは後の話。
- 「ジョセフィーヌの夏」から「夢現小説」のエピソードと前後する可能性も。
第50話(6巻):「まぼろしの少年」(修正)
第63話(8巻):「KAPPA QUEST」(修正)
- ヤマカムの山田さんの考察から、実家に帰るエピソードはゲーム機を無くす話の前のほうが妥当か、と考えたので修正。
第84話(11巻):「夕闇の町」
- ユキコが不思議な場所に迷い込む話。
- 脇道に入って携帯ゲームをやっていたところ、猛らしき後ろ姿を目撃し、付いて行ったところ見知らぬ場所へ。
- 付いて行った際、携帯ゲーム機を置いて行ってしまいます。
- 第62話「踊る大捜査網」において、そのゲーム機は無事回収されています。
第62話(8巻):「踊る大捜査網」
第75話(10巻):「フタバ・デッドエンド」
- 紺先輩の身に降り掛かった、とある出来事。歩鳥はそれにどう対処するか。
- 冒頭の歩鳥の台詞「あ〜ぁ まだ暑いのに もうすぐ夏休みが終わっちゃうよ〜」*11や続くタッツンとの会話から、夏休み終了間際(8月末)であることが判ります。
- 10巻43ページのタッツンの台詞「歩鳥が田舎に帰ってるうちに」から、第50話「まぼろしの少年」ならびに第63話「KAPPA QUEST」よりも後、ということも確定です。
第41話(5巻):「大嵐の夜に」
第49話(6巻):「紺先輩の静かな怒り」
第88話(11巻):「ミラクルスーパーラッキー指輪」
- 開校記念日に、街へ買物に出掛ける話。
- 部屋の掃除をしている際、紺先輩の指輪を見付けます。*12
- 第41話「大嵐の夜に」で寝相の悪い歩鳥に膝蹴りを喰らった紺先輩が苦しんでいるコマ、先輩の枕元にさりげなく指輪が描かれています。*13
- 一緒に買物に行く筈だったタッツンが風邪を引いて行けなくなります。その際の電話で歩鳥が「いやいや私季節の変わり目でもカゼ引かんし!」と行っていることから、8月末〜9月頭と思われます。
【高校2年:秋】
第20話(3巻):「パンドラの箱」
第42話(5巻):「学校迷宮案内」
第87話(11巻):「陰謀は霧の中」
- 局所的な濃霧と、うなぎにまつわる陰謀論。
- 11巻124ページ、歩鳥が「私 夏にうなぎ食べに連れてってもらって以来うなぎブーム来たかも」と言っています。これは第39話「夢現小説」のエピソードに該当。
- また、霧が晴れていくのを嘆くユキコの様子が描かれていますが*14、同じコマに折れた物干し竿が描かれています。つまり第41話「大嵐の夜に」以降の話であることも判ります。
- シーサイドにお客として来ていた紺先輩ですが、座席に制服を引っ掛けています。*152学期が始まっていることを示しています。時期的には9月上旬頃?
- 余談ですが、昨年末にうなぎを食いに行ったレポを書いたので、そちらも併せて。うなぎを食った後にこのエピソードを読むとまた独特の味わいがあります。
第31話(4巻):「1ぱいのミシンそば」
第52話(7巻):「秋まつり」
第77話(10巻):「巣」
- 体育祭のエピソード。
- 10巻75ページに、「学園祭前日祭にあたる体育祭」というナレーションがあります。
- つまり第21話「迷路楽団」の前日になります。
第21話(3巻):「迷路楽団」
第53話(7巻):「コンタクト」
第27話(3巻):「ワン・オア・エイト・アゲイン」
第28話(3巻):「ツッコミじいさん」
第55話(7巻):「時は待ってくれない」
第43話(6巻):「フリーマーケットで歩鳥とキス」
第46話(6巻):「タイムカプセル」
第70話(9巻):「大人買い計画」
- 謎のお菓子「べちこ焼き」を巡る、少しSF・ミステリー的なお話。
- 9巻103ページで、歩鳥が紺先輩に朝ごはんをちゃんと食べたか訊き、それに対して紺先輩が「オメーが食え食えクエックエうるせーから」と返しています。
- 第38話「俺たちは機械じゃねぇ!」のすぐ後に収録されたイラスト*16や第71話「歩く鳥」での歩鳥の台詞*17がそれに該当します。
- 「べちこ焼き」の賞味期限は12月14日。和菓子系(?)のお菓子であるため賞味期限は決して長くはないと思われます。12月14日という日付を不自然に感じている様子がないので、11月末頃の可能性が高いと思います。
- 賞味期限を加味しなければ、春先という可能性もあり。
【高校2年:冬】
第33話(4巻):「実に微妙なカード」
第89話(11巻):「現代版まだらの紐」
- 猛とその友達で回していた研究ノートに書き込まれた不穏な文章と、それをなぞらえたかのような事件。
- 猛がエビちゃんを「伊勢崎さん」と呼んだ際にゲンコツを喰らっています。
- この点から、(二人きりの際は)「伊勢崎さん」と呼ばないように伝えた第33話「実に微妙なカード」より後の話であることが判ります。12月頃?
- エビちゃん可愛いです。
第54話(7巻):「ガッカリなカード」
第24話(3巻):「Detective Girls」
第25話(3巻):「呪のルーレット」
第78話(10巻):「Detective Girls 2」
- 行方知れずとなったコブ平(クリーニング屋さん)はどこへ行ったのか。
- 季節的には冬、且つ「試験期間にジタバタしても変わらんし」*18という歩鳥の台詞から、2学期の期末試験の時期と考えられます。12月中旬といったあたり。
第23話(3巻):「まもれ サンタの夢」
第34話(4巻):「まぬけな正月の過ごし方」
第80話(10巻):「謎の円盤」
- 歩鳥の父親が買った円盤がもたらす家庭の危機。
- 紺先輩の台詞から、翌週が大学入試であることが判ります。*19センター試験は1月13日以降の最初の土・日に行われるので、1月6日〜12日の間となります。
- 因みに歩鳥が「ねー来週の休みに商店街の皆でスキー行くんですよ」と言っています。*20これは第57話「それ町サスペンス劇場2」のエピソードに該当します。
- つまり第57話の時系列は1月13〜19日の土・日になります。
第57話(7巻):「それ町サスペンス劇場2」
第45話(6巻):「逢えない二人」
第79話(10巻):「歩鳥の戦争」
- オンラインゲームにのめりこみ、引き蘢り状態のタッツンの弟。ゲームをやめさせるために歩鳥が奮闘する話。
- タッツンが「冬休みの間にますます悪化したわ」と言っています。*21つまり作中の時間は2年の3学期になります。
- 因みにやめさせるための協力を要請したHN「グリフォン」さんのブログの最新記事は1月7日。
第35話(5巻):「下町雪訪い小話」
第58話(7巻):「血のバレンタイン」
第56話(7巻):「テリトリー」
第44話(6巻):「ざっくばらん」
第67話(9巻):「答砲悋気」
- 猛とエビちゃんがほのかな嫉妬を感じたり、カードをやって遊んだり。
- 歩鳥の髪がバッサリと短くなっていることから、第44話「ざっくばらん」の直後であることが判ります。
- 「対・山本くん用に組んだこのデッキを試させてもらおう」*22等の台詞から、第54話「ガッカリなカード」で猛とカード対決をした山本くんとはそれ以降も良きライバルとして研鑽を重ねている様子。
- エビちゃん可愛いです。
第59話(8巻):「笑ってごらん」
【高校3年:春】
第61話(8巻):「大怪獣 尾谷校に現わる」
第81話(10巻):「歩鳥ファーストキス」
- 歩鳥と真田が一緒に釣りに行くエピソード。
- 歩鳥が1年生の男子から告白されたという話が出てきます。その理由について、「映研が作った部活の紹介映像に私が出演てんだよ それを見たとかで」と説明しています。*23
- 「部活の紹介映像」とは、第61話「大怪獣 尾谷校に現わる」で作成した映像のこと。つまり第61話直後の話と考えられます。4月下旬?
- 第48話「歩鳥初体験」と前後する可能性あり。
第48話(6巻):「歩鳥初体験」
第72話(9巻):「噓つきリッちゃんの亡霊」
- 歩鳥の母親が写真を整理していて、見付けたアルバムを持ってきています。
- 髪型から、歩鳥は高校3年と考えられます。
- ブレザーを肩に引っ掛けるように持っていることから、寒さを感じない時期・初夏に近付いていると推測。5月下旬?
【高校3年:夏】
第73話(9巻):「森秋 夜空に散る」
- 第61話「大怪獣 尾谷校に現わる」に登場した鈴木・丹波さんと一緒に映画を観に行った歩鳥。
- その後に花火を見ようと考えていたことから、夏であることが判ります。
- その一方で、森秋先生の家に西先生が来て、猛烈なアプローチを掛けています。(´ω`)
- 西先生は第25話「呪のルーレット」の時点で既に森秋先生に狙いを定めていますが、その時点では殆ど蚊帳の外といった状態でしたが、少しずつ進展していると言えるのでしょうか。
- ところで、第9話「恋の方程式」や第25話「呪のルーレット」で言及された「森秋先生に恋をした女生徒」は、やっぱり西先生と考えるのが妥当なのでしょうか?
【高校3年:秋】
第76話(10巻):「嵐山家 家事担う」
- 歩鳥の両親が法事に出掛け、歩鳥が家事を担当することに。
- 猛のクラスで行われた送別会の場面で、「5年3組」の札が見えます。*24ここから、歩鳥の学年は高校3年になっていることが判ります。
- 家事を終えた歩鳥が、「学祭用シナリオ」の執筆に取り掛かっています。*25学園祭は10月頃と推測されるので、時期的には9月頃と思われます。
- 余談になりますが、10巻49ページに「こりゃあメイド経験者としては ウデの見せ所じゃないだろか!?」という歩鳥の台詞があります。「メイド経験者」という過去形になっている点から、この時期には「シーサイド」でのアルバイトは辞めているのではないかと考えます。
第65話(8巻):「さよなら麺類」
【高校3年:冬】
単行本11巻の時点では、この時期の作品はなし。
と、こんな感じでしょうか。
正直なところ、かなり断片的な状況から予想した箇所もあるので、間違っている箇所もあるかと思います。
見落としがあるかもしれませんので、何かご意見あればお伝え戴けるとありがたいです。
といったところで、本日はこのあたりにて。
*1:11巻38ページ。
*2:11巻38ページ。
*3:9巻2〜4ページ。
*4:11巻98ページ。
*5:11巻107ページ。
*6:11巻7ページ。
*7:9巻123ページ。
*8:9巻92ページ。
*9:11巻57ページ。
*10:11巻83ページ。
*11:10巻27ページ。
*12:11巻141〜142ページ。
*13:5巻151ページ。
*14:11巻136ページ。
*15:11巻123ページ。
*16:5巻89ページ。
*17:9巻131ページ。
*18:10巻94ページ。
*19:10巻154ページ。
*20:10巻154ページ。
*21:10巻124ページ。
*22:9巻41ページ。
*23:10巻174〜175ページ。
*24:10巻64ページ。
*25:10巻56ページ。