マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

6月5日

5日に購入したのはこちら。


おくさん 1 (ヤングキングコミックス)

おくさん 1 (ヤングキングコミックス)

ヒノコ 2 (花とゆめCOMICS)

ヒノコ 2 (花とゆめCOMICS)


以上2冊。
『おくさん』で描かれるのは、圧倒的なスタイル(B107㎝!)で天然のおくさんの日常。おくさんの一挙手一投足に、むせかえるようなエロスが立ち籠めていて素晴らしいですね。そしてだーさん羨まし過ぎる。
『ヒノコ』は、「文字」そのものを使った表現と、それを物語に組み込むストーリーテリングの巧みさに舌を巻きます。続きが非常に愉しみな1冊。ところでこの作品、漢字研究の泰斗、故・白川静氏の影響とかもあったりするのでしょうか。

『囚人リク』における加藤看守の描写について

瀬口忍さんの『囚人リク』、面白いですね。
現在「チャンピオン」で連載している作品のなかでも、トップクラスの熱さを持った作品だと思います。


囚人リク 11 (少年チャンピオン・コミックス)

囚人リク 11 (少年チャンピオン・コミックス)


隕石直撃により壊滅状態になった東京のスラム街で暮らしていた少年・リク。リクはスラム街に駐在する交番のおじさんを、実の親のように慕っています。しかし、警視総監・鬼道院の汚職を独自に調査していたおじさんは、鬼道院の手によって殺されてしまう。そしてその罪を着せられたリクは、懲役30年を科せられ「極楽島特級刑務所」へと収監されてしまいます。鬼道院への復讐を誓ったリクは、脱獄不可能とされる極楽島特級刑務所からの脱出を決意する・・・、という筋書きです。
脱獄を巡る囚人と看守との駆け引き、囚人同士の絆・友情等が高密度で盛り込まれ、読者の心を摑んで離さない展開が続いています。


先月(5月)に発売された11巻では、脱獄計画への疑惑を持ち、その事実を摑むことで自らの出世を目論む冷酷な看守・加藤と、加藤によって懲罰房へと送られ過酷な拷問を受けるリクとレノマ(リクと共に脱獄の誓いを立てた、リクの所属する木工場のボス)、そして二人を助けようと奔走するレノマの部下たち、三つ巴の駆け引き・攻防が描かれます。


さて、今回取り上げるのは、10〜11巻で大きな存在感を示す加藤看守についてです。
実際に読んだ方はお判りかもしれませんが、加藤看守は一挙手一投足に無闇に存在感がある。判りやすい例を挙げてみます。



(瀬口忍『囚人リク』11巻88ページ。)



(同書11巻118ページ。)


上の画像は、なかなか脱獄の確証を摑めない加藤看守が、証拠を捏造してリクとレノマを陥れることを決意する場面。
下の画像は、その証拠捏造に手を付け始めた箇所になります。
異様にケレン味溢れているのが、見て取れるかと思います。ストーリー展開から大きく浮いた印象を受ける、一歩間違えるとギャグと捉えられかねないギリギリのポージング。
何らかの意味、或いはインスピレーションがあったのか、非常に気になるところです。



そんな中、個人的に最も気になったのが、加藤看守の「目」の描写なのですね。
こちらも例を挙げてみましょう。



(同書11巻26ページ。)


加藤看守が脱獄の証拠を摑まんと、昏い野望をあらわにしている箇所。
右目と左目の描写が異なっています。目の焦点も合っていないですね。この表現は、上の画像を最初として、その後しばらくの間用いられます。
このような状態になったのは、レノマに殴られて怪我をしたのが原因ではあるのですが、個人的な所見では、それは後付けと言って差し支えないのではないかと。恐らくそれとは別の、何らかの意図が込められています。



(同書10巻181ページ。)


怪我の原因となった、レノマを罠に嵌めようとして見破られ、殴り飛ばされた直後の場面。左目は無傷なのが判るかと思います。また、



(同書11巻52ページ。)


怪我がほぼ直っているにも関わらず、右目・左目の描写が異なるケースがあります。
因みにこの箇所は、かつてレノマと取引をした元看守・山岡を脅し、脱獄の証拠を摑もうとしている場面です。


この歪な描写は何なのか。
それに対する1つの仮説を提供してくれるコマがあります。それがこちら。



(同書11巻148ページ。)


レノマの部下を始めとする、多くの人物の尽力により、遂に加藤看守は敗北を悟り、膝から崩れ落ちます。非常に特徴的な筆致で描かれているので、印象に残っている方も多いのではないかと。
この描写から、(少なくともこれを執筆していた時期に)瀬口忍さんはキュビズムに強いインスピレーションを受けたのではないか、と。



キュビズムっていうのは、詳細は Wikipedia あたりをご参照戴ければと思う訳ですが、概要を引用すると、

  • ルネサンス以来の「単一焦点による遠近法」の放棄(すなわち、複数の視点による対象の把握と画面上の再構成)
  • 形態上の極端な解体・単純化・抽象化


Wikipediaキュビズム」の項目より一部抜粋)


という2点を特徴とする表現様式になります。
有名な作品を1つ挙げると、こちらになりますでしょうか。



パブロ・ピカソ『泣く女』、1937年制作。)


『囚人リク』11巻148ページの、抽象化され、且つ継ぎはぎされたかのような加藤看守の描写は、少なからずキュビズムの表現に似通った要素があるのではないか、と思う訳です。キュビズムを元に、瀬口忍さんが独自のアレンジを加えた描写なのかな、とも。
それを踏まえて、上で挙げた「目の描写」を考えてみます。
これもまた、「複数の視点による対象の把握と画面上の再構成」という、キュビズムの方法論に基づく描写かもしれない。
冷酷な看守としての加藤の姿と、家庭での良き父親としての加藤という二面性を、複数の顔を持つ加藤看守の姿を、象徴的に表現しているのかもしれない。



まぁ、当然考え過ぎという可能性もありますけどね。(´ω`)
案外、このエピソードを描いていた時期に、ピカソか誰かの作品に接し強い衝撃を受け、作中に盛り込んでみた、という程度かもしれません。それ以前に「特に深い意味はないです」という可能性すら存在する。
とは言え、あれやこれやと推測を重ねてみるのも、マンガの愉しみ方の1つではないかと考える次第です。


といったところで、本日はこのあたりにて。

6月4日

4日に購入したのはこちら。


ニセコイ 7 (ジャンプコミックス)

ニセコイ 7 (ジャンプコミックス)

監視官 常守朱 2 (ジャンプコミックス)

監視官 常守朱 2 (ジャンプコミックス)

のんのんびより3 (MFコミックス アライブシリーズ)

のんのんびより3 (MFコミックス アライブシリーズ)


以上5冊。
遅ればせながら『食戟のソーマ』読んでみたのですが、「食」っていう「ジャンプ」では比較的扱われることが少なかった素材(他にパッと思い出せるのが『包丁人味平』くらい)を、巧く調理しているなぁ、という印象を受けました。お色気枠的な位置もしっかり抑えているのは、佐伯俊さんのキャリアの賜物と言えますかな。(´ω`)
ニセコイ』は、舞子とるりちゃんの距離感が気になってきています。そして小野寺さんの出番の少なさに(以下略)

6月3日

3日に購入したのはこちら。


のんのんびより 1 (MFコミックス)

のんのんびより 1 (MFコミックス)

のんのんびより 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

のんのんびより 2 (MFコミックス アライブシリーズ)


以上5冊。
水木しげる漫画大全集』についてはこちらに書いているのでご参照戴ければと。
のんのんびより』は、アニメ放映が近付いていることもあり購入してみました。ユートピア的な田舎の暮らしが、ゆったりと描かれています。抜群のスタイルの小学5年生、蛍ちゃんが良いですな。無論他の主要キャラクターも、独自の個性・味わいがあります。

『架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編』詳説

数日前に、この作品がネット上で話題になりました。


[asin:B00CP7Y9IK:detail]


上の画像やリンク先をご覧戴ければ判るように、キャンパスノートに手書きで書かれたものです。そのままの販売は困難なため、kindle 版での販売となっています。
作者は設楽陸氏。美術系の方ですな。
ご本人のサイト、ならびに「架空の歴史ノート」についてのページはこちらになります。


このノート、既に10冊くらい書かれているようですね。
そのうちの最初の1冊が、『帝国史 分裂戦争編』になります。
今回は、この『架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編』の感想みたいなものを、可能な限り事細かに書いてみようかと思います。折角なので、『架空の歴史ノート』についての架空の論考的な体裁を取ってみようかと。




【概略】


『架空の歴史ノート-1 帝国史 分裂大戦編』(以下『ノート』)全体のページ構成は以下のとおりとなる。
正式な名称ではなく、便宜的に要約したものであることを付け加えておく。

  • 1ページ:表紙
  • 3ページ:人類王朝初代皇帝・開帝クラストフによる王朝創設の詔
  • 4ページ:人類王朝・幕庭盟朝命麗盟朝(独立大深土帝国)概説
  • 5ページ:天帝説(このページは後に削除されている)
  • 6〜7ページ:人類王朝統治体制・相関図
  • 8ページ:詳細不明のイラスト。7ページに記載された「帝院(国政機関)」の様子?
  • 9ページ:「神聖大州洋同盟(後の第三世界連合)」「正テラ教会」のシンボル
  • 10〜11ページ:世界地図、或いは人類王朝・神聖大州洋同盟・新世界連合王国の位置関係
  • 12ページ:大陸常駐軍「ミリオンフォース」解説
  • 13〜15ページ:各国の兵装図説
  • 16ページ:攻城兵器図説
  • 17ページ:聖地紛争における人類帝国進軍経路
  • 18ページ:「動乱のエピローグ*1 聖地紛争」解説
  • 19ページ:詳細不明のイラスト。人類帝国皇帝バルバロサと、テラ教大主教カトランティとの間に結ばれた協定の模様か?
  • 21ページ:「聖地封鎖」解説
  • 22ページ:「ダーガー事件」解説
  • 23ページ:大深土帝国皇帝清義明肖像画
  • 24ページ:エルゼノ帝国女帝ダン・テレジアならびに皇太子ビン・ホーン肖像画
  • 25ページ:「ダーガー事件」解説(22ページの続き)
  • 26〜27ページ:大国の思惑
  • 28ページ:人類帝国からの分離独立を目的とする「神聖大州洋同盟」の設立、帝国への宣戦布告(光庭宣言)
  • 29ページ:人類皇帝肖像画
  • 30ページ:人類王朝統治制度(支配構造)
  • 31〜32ページ:帝国戦争史年表(新生暦429〜439年)
  • 33〜35ページ:「サナの戦い」イラスト(新生暦437年)
  • 37〜39ページ:帝国戦争史年表(新生暦440〜445年)
  • 40ページ:終戦(新生暦445年)時における帝国・同盟国勢力
  • 41ページ:「ゴート独立戦争における帝国軍・同盟軍進軍経路
  • 42〜43ページ:「湾中海大会戦」(新生暦443年)図説
  • 44〜45ページ:各国軍船図解
  • 46ページ:「分裂戦争」死傷者数報告
  • 47〜48ページ:「3年間の安堵」年表(新生暦445〜447年)
  • 49ページ:第27代人類皇帝ノヴァ即位式(継承の儀)イラスト
  • 51ページ:帝国戦争史年表(新生暦448〜452年)
  • 52ページ:「ミリオンズ」出陣イラスト
  • 53ページ:「三国の密約」イラスト
  • 54ページ:「独立紛争」ラフスケッチ
  • 55ページ:「第2回幕庭本土遠征」進軍経路
  • 56ページ:人類帝国・同盟国・連合国勢力
  • 57ページ:新大陸連合王国軍・大深土帝国軍の激戦を描いたイラスト
  • 58ページ:制海権を巡る海戦を描いたイラスト
  • 59ページ:「竜飛兵」図説
  • 60〜61ページ:マスケット兵」図説
  • 62ページ:帝国戦争史年表(新生暦453〜456年)
  • 63〜65ページ:「ミリオンズ大会戦」図説(新生暦455年)
  • 66ページ:帝国戦争史年表(新生暦456年)及び「バークーの戦い」(同年)図説
  • 67〜69ページ:「ミリオンズ」創設に至るまでの解説・イラスト(新生暦447年)
  • 70ページ:七代文明の成立・エル民族の大移動についての図説(旧暦3000〜2000年)
  • 71ページ:征服王朝の誕生についての図説(旧暦2000〜800年)
  • 72ページ:ヴァ帝国の拡大についての図説(旧暦800〜500年)
  • 73〜77ページ:ヴァ帝国帝都・不沈都市トノスについての図説
  • 78ページ:ヌーキー大戦進軍経路(旧暦500〜200年)
  • 79ページ:ヌーキー大帝国及び盟朝制度についての解説
  • 80〜81ページ:人類王朝成立に至るまでの図説(旧暦200〜新生暦元年)
  • 82ページ:巨万都市グエスタノーイエスのイラスト
  • 83ページ:チャリオット財閥・正テラ教会・グエスタノーイエスの関係についての解説
  • 84ページ:大老の設置と、その仕組についての解説
  • 85ページ:エル民族の大移動〜人類王朝設立までの概史(旧暦3000〜新生暦元年)
  • 86ページ:コンスタンツァ戦争大遠征エノジア戦争帝国政治闘争についての解説
  • 87ページ:人類王朝の統治機構に関しての図説
  • 88〜91ページ:帝国のスーパーゴールデンエイジについての解説(新生暦元年〜400年頃まで)、及びミリオンフォースについての解説
  • 92〜93ページ:正テラ教の成立、及び教義についての解説
  • 94〜95ページ:帝国による世界統治への疑問、ならびに民主化への動きについての解説
  • 96〜97ページ:思想家ドラゴの思想、及び活動についての解説
  • 98ページ:歴史家モオによる後書き
  • 99ページ:人類帝国皇帝ノヴァ乱心の様子を描いたイラスト
  • 100〜101ページ:帝都攻略戦の図説、ならびにフリズン列城のイラスト
  • 102〜103ページ:帝国戦争史年表(新生暦457〜458年)及び図説
  • 104ページ:帝都進攻時の進軍経路
  • 105ページ:グリーンベレーの反乱の様子を描いたイラスト
  • 106ページ:帝国戦争史年表(新生暦459年6月〜10月)
  • 107〜109ページ:グリーンベレー族の体格、及び戦闘の様子を描いたイラスト
  • 111ページ:トノス砲撃戦の図説
  • 112〜114ページ:トノス市街戦のイラスト、ならびに進軍経路
  • 115ページ:連合王国軍・帝国軍最後の交渉(ロルポの交渉)についての解説
  • 116〜117ページ:交渉決裂による攻撃再開と、人類皇帝の敗北を描いたイラスト
  • 118〜119ページ:人類帝国解体・新興国家の台頭についての図説
  • 120ページ:帝国軍事裁判の解説
  • 121ページ:人類帝国皇帝ノヴァ最期の言葉
  • 122ページ:新興国家・エルゼナ神聖帝国の成立と、ルシャン教文化の誕生についての解説
  • 123ページ:法帝庁勢力拡大についての解説・イラスト
  • 124〜125ページ:新興国家・新華帝国の様子を描いたイラスト、及び国力についての図説
  • 126ページ:三大陸貿易の図説
  • 127ページ:重商主義についての解説
  • 128〜129ページ:新生暦500年以降の世界における勢力
  • 130ページ:次章予告

【『ノート』の位置付け】


人類王朝の分裂ならびに滅亡を軸に、旧暦3000年〜新生暦500年までの歴史が詳細に記述されている。『ノート』の記述は支配制度から戦争時の進軍経路、思想に至るまで広範に及ぶ。
また多数のイラストが収められており、時には鮮やかな着色が施されたものも存在する。当時の戦争の様子、或いは社会情勢・風俗を理解または研究するうえで重要な史料となることは疑問の余地がない。



【問題点】


編纂上の問題点を挙げることができる。『ノート』は史料を集めた順番にまとめていった可能性が高く、事件・出来事が年代順に並べられていない箇所が散見される。70〜98ページで記述された、七代文明〜人類王朝成立までの記述はその最たるものと言える。
多数収録された図解・イラストに関しても、各種解説の前に唐突に挿入されているケースが見受けられ、後の解説でその図解の意味が判明する箇所が縷々存在する。収集者(著者)の大きな関心がそちらへと向けられていたことに起因するものと推測される。
個々の出来事が詳細に語られる反面、歴史の全体像が摑みづらくなっている傾向は窺える。
テキストの異同という問題もある。恐らくは筆写の際に生じたのであろう誤字、或いは紙の劣化により読み取りが困難となっている箇所も存在する。
また、これも上述の収集者の関心に因るものと考えられるが、戦史・政治史の充実に比べ、社会史・生活史・文化史的な側面の記述は少ない。当時の兵隊以外の人々がどのような生活を送ったか、何を食べていたのか、どのような美術・文学作品が存在したか、『ノート』からそれらを知ることは難しい。


これらの問題点に関しては、記述の少ない分野の更なる調査・文献学的研究が期待されると共に、それらも踏まえた上で編纂し直した史書の執筆が求められる。



【評価】


幾つかの問題を持ちつつも、七代文明〜人類王朝滅亡までの3000年以上に及ぶ詳細な歴史記述は圧巻と言う他なく、資料的価値はどれほどの時を経ても衰えるものではないと確信する。




と、こんな感じでしょうか。
意図的に堅苦しく書いてみましたが、実際に読んでみればお判りのように、誰もが大なり小なり経験はあるだろう、若気の至り的な妄想を具現化した内容です。それでいながら『ファイブスター物語』を彷彿とさせるかのような壮大なスケール感。ここまで書けてしまうのは才能なのだろうな、と。
思わず叫びたくなってしまうような何かがあると思います。(´ω`)


ご興味のある方は是非。
といったところで、本日はこのあたりにて。

*1:原文ママ。ほんらいはプロローグが正しいと思われます。

5月30日

30日に購入したのはこちら。


幽麗塔 5 (ビッグコミックス)

幽麗塔 5 (ビッグコミックス)

エバタのロック 1 (ビッグコミックス)

エバタのロック 1 (ビッグコミックス)

エバタのロック 2 (ビッグコミックス)

エバタのロック 2 (ビッグコミックス)

PandoraHearts(20) (Gファンタジーコミックス)

PandoraHearts(20) (Gファンタジーコミックス)

蒼き鋼のアルペジオ 03 (ヤングキングコミックス)

蒼き鋼のアルペジオ 03 (ヤングキングコミックス)


ちょっと奮発して8冊購入。
くーねるまるた』、舞台となっているのは大塚・巣鴨近辺でしょうか。第23話の「ファイト餃子」があるのが、ちょうど大塚・巣鴨の中間くらいなんですよね。


お探しの店舗のページはありませんでした


先日購入した『秋津』に続き、同じく室井大資さんの『エバタのロック』も購入。やはりじわじわくる笑いが堪能できます。1巻第2話(風に立ち向かう話)と、2巻第6話(ライヴに向かう途中で置き去りにされてしまう話)がツボでした。

5月29日

29日に購入したのはこちら。


KEYMAN 3 (リュウコミックス)

KEYMAN 3 (リュウコミックス)

KEYMAN(4) (リュウコミックス)

KEYMAN(4) (リュウコミックス)


以上2冊。
『KEYMAN』、面白いですね。ミステリー・サスペンス仕立ての、謎が謎を呼ぶストーリー展開に引き込まれるのは勿論のこと、人間と「獣人」が共生する世界観、個性的且つ魅力的なキャラクター(女性キャラクターの色香が素晴らしいですな)。技巧的な面でも、トーンを使わないことによる濃密な作画とか、フキダシの使い方とか、興味深い箇所が多々あります。
お薦めの1作。

5月27日

27日に購入したマンガは1冊のみ。


夜森の国のソラニ (2) (まんがタイムKRコミックス)

夜森の国のソラニ (2) (まんがタイムKRコミックス)


何らかの理由で「眠り続ける」人たちが集う、「夜森」の日常。
やはりこの雰囲気が良いですね。色遣いも非常に目に心地よい。
ラニを始めとする主要キャラクターの未だ明かされない過去が微妙な影を落としつつ、のどかな日常・笑いとの絶妙なバランスが読み手を惹き付ける作品だと思います。

5月26日

26日に購入したのはこちら。


花と落雷 2 (マーガレットコミックス)

花と落雷 2 (マーガレットコミックス)

源君物語 3 (ヤングジャンプコミックス)

源君物語 3 (ヤングジャンプコミックス)


以上2冊。
『花と落雷』はこの巻で完結。「有言実行委員会」なる謎の活動をしている少女・八千代の過去と、彼女に影響されて行動を共にするようになる海美帆、人見知りの転校生・四宮の関係が丁寧に描かれています。
過去の縛りから解き放たれ、前へと進む姿が眩しい作品でした。

5月25日

25日に購入したのはこちら。


ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

ワカコ酒 1 (ゼノンコミックス)

成程

成程


以上4冊。
ワカコ酒』は面白かったです。
酒呑みの舌を持って生まれた村崎ワカコ26歳が、居場所を求めてひとり酒。
ひとり訪れた居酒屋で選ぶ肴がまた渋い。そして酒肴を味わいつつ、滔々と流れるモノローグが味わい深い。26歳にしてこの境地、良いですね。
孤独のグルメ』や『酒のほそ道』とかがお好きなら楽しめる筈。お薦めの1冊です。