マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

BLと一般向で名義を変えているマンガ家

先日、以下の記事を書きました。


それなりに多くの方がお読みくださったようで、ありがたい限りです。
twitter とかで幾つか言及がみられたり。ただ自分の未熟さ・ならびに遅筆等もあり、取り上げられなかった作家さんが多数いるのも確かです。それを受けるかたちで・・・という訳でもないのですが、前回の記事の続きのようなものを書こうかと。
今回は、タイトルどおり、BLと一般向で名義を変えている作家さんです。
という訳で、早速始めてみます。



クマとインテリ (EDGE COMIX)

クマとインテリ (EDGE COMIX)

ふたがしら 第1集 (IKKI COMIX)

ふたがしら 第1集 (IKKI COMIX)


有名どころとしては、やはりオノ・ナツメさんでしょうか。
BLでは、basso名義で作品を発表しています。
BL・一般共に、イタリアを舞台にした作品が多かったのですが、最近は日本の話(時代物中心)が多くなってきていますね。嗜好・関心が少しずつ変わってきているのでしょうか?話の傾向によって、絵柄を分けているのも特徴でしょうか。個人的な印象では、舞台の空気を味わって欲しいような作品は2頭身キャラになっているような。


アダルトな開発室 (ジュネット文庫 3)

アダルトな開発室 (ジュネット文庫 3)

セキレイ 1 (ヤングガンガンコミックス)

セキレイ 1 (ヤングガンガンコミックス)


ナイスバディな女性たちのバトルが繰り広げられる『セキレイ』。アニメ化もされた作品なのでご存知の方も多いかと思いますが、作者の極楽院櫻子さんは、さくらあしか名義でBL作品を描いています。・・・まぁ極楽院櫻子名義で描いている作品もありますので、厳密に区別しているという訳ではないようです。最近は一般向に専念していますね。


ネクラートホリック (ビーボーイコミックス)

ネクラートホリック (ビーボーイコミックス)

tactics 1 (BLADE COMICS)

tactics 1 (BLADE COMICS)


ずいぶん前になりますが、アニメ版『tactics』を事前知識ゼロで観た際、「何ともBLっぽい作品だな」と感じたものです。
原作は木下さくらさん・東山和子さんの共著というかたちですが、東山和子さんのほうは、BLを描く際に別名義を使用していますね。
因みにこのお二方、ご一緒に同人活動もされているのですが、*1木下さくらさんの同人名義は「山葵カツオ」。この名義の商業誌はどうやら無さそうです。


Glamourous lip (光彩コミックス Boys Lコミック)

Glamourous lip (光彩コミックス Boys Lコミック)

黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス)

黒執事 1 (1) (Gファンタジーコミックス)


黒執事』の作者・枢やなさんも、簗緒ろく名義でBL作品を描いています。
正確には「描いていました」ですかな。BLの単行本は上に挙げた1冊のみで、現在は『黒執事』に専念されていますので。因みにこの名字、ぱっと見だと何と読むのか判りづらいのですが、「やなお」です。一般向の名義に、名残が残っているという訳ですね。
それにしても、シエルの許嫁・エリザベスが可愛くて困ります。いやおっさんはロリではな(以下略)


黒執事(13) (Gファンタジーコミックス)

黒執事(13) (Gファンタジーコミックス)

(エリザベスの、白を基調とした服装も実に素晴らしいですな。)




他に思い付くのは、松山花子九州男児)さん、小鳩めばる(猫西めぐ)さん、松本ミーコハウス(御徒町鳩)さん、佐々倉コウ(ヤマダサクラコ)さん、琥狗ハヤテ朱鱶マサムネ)さんあたりでしょうか。このあたりの方々になると、まだ一般向への露出が少なめだったり掲載誌がマイナーだったりするかと。
まだ他にも、自分の知らない方が多数いらっしゃるかもしれませんね。


といったところで、本日はこのあたりにて。
まだBL関連の話題は続くかと思います。


続きはこちら。

*1:サークル名は「マッドクッキーモンスター」。作品によってはえらいプレミアが付いているようですな。