雷句誠さん問題その4:小学館側の見解が公開されました
実家のほうの地震被害が気になるところではありますが、家族・友人は無事のようなのでとりあえず話題を元に戻して、マンガ関連のことを書いていこうかと思います。
例によって雷句誠さん関連のことですが、ようやく小学館側での見解が発表されました。
( 週刊少年サンデー公式サイトTOP 右上、非常に目立たない箇所にリンクが貼られています。)
あまり長い文章ではないので、全文引用してみます。
「少年サンデー」をご愛読いただき、ありがとうございます。
今回、雷句誠氏より画稿紛失に関して弊社への提訴がなされた件につきましては、皆様に大変ご心配をおかけして申し訳ございません。真摯に受け止め、誠実に対応させていただきます。
皆様からは、雷句氏がご本人のブログに掲載された陳述書、訴状に関して、ご意見やお問い合せをいただいておりますが、係争中のことであり、現時点でお答えすることができません。もとより、ブログにある弊社および弊社社員についての記載は事実とは考えておりません。今後は、法廷で当方の考えを明らかにしてゆくつもりでおります。
「少年サンデー」編集部は、これからも誠実におもしろい作品作りに邁進してまいります。
どうぞこれからもご愛読いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。小学館 「少年サンデー」編集部
当然注目すべき点は、雷句誠さんのブログへの言及箇所「弊社および弊社社員についての記載は事実とは考えておりません」でしょう。
この点について、雷句誠さんのブログも取り上げています。
- 当該記事:更新をしなくても・・・(雷句誠の今日このごろ。)
上記引用について、編集者のそれまでの姿勢を否定するものと評価しています。
それにより、今後のマンガ家に対しての編集者の姿勢も改めざるを得ない、理不尽な応対に毅然とした態度で臨むことを可能とする発言である、と。
ただ、これは口頭弁論にならないと判らないですが、小学館側が「そのような事実は元から存在しない」と主張する可能性も残っています(仮にそのような主張をしても、既に複数の証言が出てきている以上認めさせるのは甚だ困難でしょうが・・・)。
とにもかくにも、小学館側が「法廷で当方の考えを明らかにしてゆくつもりでおります」と言っている以上、この件については争う姿勢のようです。
今後も注目しなければならない問題だと思います。
もし予定が空いていれば是非とも傍聴に行きたいところですが、倍率は高いだろうなぁ。