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小玉ユキ『坂道のアポロン』6巻

坂道のアポロン (6) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (6) (フラワーコミックス)


静かに、且つ着実に盛り上がりを見せているように思います。薫・律子・千太郎・百合香・淳一と、主要人物の関係性に変化が出始めてきて、そして60年代中頃の、学生運動が熱気を帯びてきている時代の影響が、彼らに少なからぬ影響を及ぼし始めています。
またこの巻では、淳兄の回想が印象深かったですね。同級生の室井が変節していく様子が(その後の学生運動の行く末も併せて考えると)切ないです。