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時折マンガの話をします。

訃報:氷室冴子さん逝去

なんて素敵にジャパネスク』の原作者・氷室冴子さんがお亡くなりになられたそうです。

享年51・・・まだまだお若いのに。
まだまだ僕は読んでいる量が足りないということでしょう、『ジャパネスク』1巻(マンガのほう)を少し読んだくらいしか記憶がない。あとは、『海がきこえる』のアニメですか。
ただ、氷室冴子さんの作品は少なからず気になってはいたのですね。


『ジャパネスク』とか『ざ・ちぇんじ!』とか、中世を舞台にした恋愛ものを主にお書きになっていた訳ですが、現在「古典」とされている作品(例えば『ざ・ちぇんじ!』の元ネタの『とりかへばや物語』とか)は案外現代の読者が『ジャパネスク』とかを読むような感覚で読まれていたのではないかと。

少女マンガで原作付きというのも珍しい例です(むしろ小説をマンガ化したと言ったほうが正確ですか)。
この人や折原みとさんは、吉屋信子以降の少女小説の伝統の流れとかその後の『マリみて』とかのメディアミックス展開の先鞭といった位置付けから捉え直す作業が為されてもいいんじゃないかと思ったりも。
・・・既に誰かやっているのかな?

まぁ堅苦しいことを書きましたが、単純に読んでみたいです。
上に挙げた2つ以外だと、『ライジング!』がそうでしたか?演劇か何かを題材にした作品だった筈。
まだまだ読むべきマンガはありますね。