マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

遅ればせながら『To LOVEる』新刊のことを書きますよ

既に発売から結構経っていますが、『To LOVEる』11巻が発売されています。

To LOVEる -とらぶる- (11) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (11) (ジャンプコミックス)


で、しばらく前にこのような記事を書きました。幸いにも幾つかのニュースサイトさんに取り上げて戴いたので、読んだことがある方もいるかもしれません。


そんな訳で、今回もワキの描かれ方に注目してみたいと思います。
この巻では全体的に小粒な印象がありましたが、目を引いた描写には以下のようなものがありました。
以下、ネタバレ説明もあるのでご注意ください。



(148ページ。)


送られてきた招待状を開けた途端に何故か「体感RPG」の世界に送り込まれてしまう、11巻の大半を占めるエピソード「とらぶるくえすと」。そのRPGの大ボス、マジカルキョーコです。
因みに以前の記事では書き忘れていたのですが、「ワキの描写に気合が入っているかどうか」を見分ける手段として

  • ワキに描き込みなし< 一本線 < V字型の線

というのがあると思いますよ。(´ω`)



(133ページ。)


リトと同時に体感RPG世界に送り込まれたのが西園寺春菜と古手川唯、そしてリトの妹の蜜柑です。その4人で街の宿屋に泊まる場面、蜜柑がシャワーを浴びた直後のシーンですね。髪の毛を拭くという自然な描写で違和感をなくしているのが巧いですね。
そして直後のコマではベッドが3つしかないことが説明され、その為にリトは廊下のソファーで寝ることになります。その際に

私と寝る?
この際だし・・・
別にいいけど

(134ページ)


と、またしても少なからぬ読者を悶えさせそうな提案をしたりしています。


そしてやはり、この巻においてもヤミの描写が強いですね。


(80ページ。)


(158ページ。)


因みに下の写真でバニーガールの衣装になっているのは、「転職屋へ行ったらこうなりました」という説明が為されています(145ページ)。転職屋はよく判っていますね。


と、こういう感じです。この巻あたりから、ハーレム的ドタバタ日常展開からの変化が出てきている印象がありますね。リトが現状からの脱却を考え始める。
連載では更に大きな節目を迎えているようにも感じます。
終了間近、打ち切りといった噂も少し前に出てきましたが、果たしてどうなるのでしょうかね。