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「ゴージャス師走ナイト」簡易レポート

9月21日、新宿にあるイベントバー「道楽亭」で開催された「ゴージャス師走ナイト」に行ってきました。
これはマンガ評論家の永山薫さんが定期的に開催している「永山薫のマンガ千本ノック」というトークイベント企画という位置付けでして、今回はそのイベント名からも判るとおりゴージャス宝田先生と師走の翁先生がゲストです。
幸いにもこの日は仕事が休みだったこともあり、何としても参加したいということで、久し振りに新宿へ繰り出しました。


どのような内容・雰囲気だったかについては、かねてから懇意にして戴いており、且つこのイベントのスタッフでもあるえろまんがけんきゅう管理人の稀見理都さんが既にレポを書かれているのでそちらをご参照戴ければと。


以下、このイベントに参加して印象に残っているトークとか、稀見理都さんのレポでは触れられていなかった箇所(当然のことながらオフレコ箇所は除きます)について、簡単なレポートみたいなものを書いてみようかと思います。



※尚、自分の記憶頼りという点と、既にイベントから数日が過ぎているということもあり、あくまで内容は「大意」或いは「こんな内容だったと思う」くらいのものです。その点を差し引いて読んで戴ければと思います。





【開場待ち時間】

  • 新宿に到着したのは18時半頃(開場は20時)。予約は早々に全て埋まっていたので、数少ない当日券(10名分くらい)を求めて早めに会場へ。
  • 19時頃に到着。幸いなことに並んでいる方は2〜3名程。何でも一番最初に並ばれた方は、午前11時頃から待っていたらしい。
  • しばらく経つと参加者が増え始め、自分を含めて8名程に。下図のような感じ。



  • すると・・・



  • 参加者の中から発せられるどよめきと、若干の戸惑い。
  • そしてそのまま・・・



  • そのまま最後尾へと位置付け。
  • (´ω`;) 。○(・・・ゴージャス先生だと思うのだが・・・)
  • (: ゚∀゚) 。○(でも実際一度しか拝見したことが無いから確信が・・・)
  • そのような参加者の戸惑いを尻目に、「ここ、ゴージャス師走ナイトの列だよね!?」と質問されたり。
  • 更には一番最初に並んでいた方に「・・・もしかして『○○○』の編集さん!?」と質問してみたり。*1
  • そんな状況のなか、外の様子を見に来た稀見理都さんが開口一番「ゴージャス先生何で並んでいるんですか?」やはりゴージャス先生御本人。(´ω`)
  • その後も何故か列に加わり、気さくに話し掛けて下さるゴージャス先生。
  • そしてイベントのプレゼント用として頼まれた色紙に、何故か参加者の姿まで描き込むゴージャス先生。


トークイベント・やや下ネタ編】

  • 稀「師走の翁先生の似顔絵の、頭に付いているあの物体は・・・」
  • TENGAです」
  • ゴージャス先生から師走の翁先生への質問その1:「渋谷ハチ公像に替わり、あなたの作品のキャラクターの銅像が建立されることになりました。どのキャラクターで、どのようなポーズを取っているか実演付きでお答えください」
  • 師「人が真面目に質問考えてきたのに、何ですかこれ大喜利じゃないですか!」
  • 「当然M字開脚やってくれるでしょう」
  • ゴ「思い入れのあるキャラクターとかは?『娘。』*2の誰々が〜とか?」
  • 師「自分の場合は特定のキャラクターとか言うのではなく、いちばん最近描いたキャラクターですね」
  • ゴ「となると、今だと××××?*3・・・さあどんなポーズだ!」
  • そして師走の翁先生が取ったポーズは、やや前のめりでハチ公を抱きかかえつつ腰を動かすというもの。
  • 可動式の銅像・・・ッ!
  • ゴージャス先生から師走の翁先生への質問その2:「あなたは△△△△に拘束されました。職業を尋ねられ『ジャパニーズクリエイターだ』と答えたところ、『何か描いてみろ。それが我々を満足させる内容であれば解放してやる』と言われました。人生最後になるかもしれないその作品の、タイトルは何ですか?」
  • 宗教上の理由により、質問の一部を伏字にしたうえで解答(師走の翁先生ならびにゴージャス先生が自ら考えた答え、更には参加者の一部の方の答え)の公開は差し控えさせて戴きます。(´ω`)



トークイベント・真面目な話編】

  • エロマンガレビューサイトの最高峰、ヘドバンしながらエロ漫画!管理人へどばんさんの質問:「90年代〜2000年代前半(?)あたりにかけてエロマンガの描き方・文法が大きく変わったと思うが、作り手側からはどのように捉えているか?」
  • ゴ「男の描き方が変わった。格好良く描かれる傾向が顕著になり、みっともない表情の描写とかは減っている。だが自分はエロマンガを描くことは自らの恥ずかしい部分を曝け出す行為だと考えて描いている」
  • ゴ「画力は全体的に非常に洗練されてきている。そしてそのぶん、絵が巧いだけでは印象に残らなくなっていると思う。画力的には未熟・荒削りであったとしても何か強く描きたいものが出ているもののほうが強く印象に残る。80年代とかに描かれた作品で、技術では最近の作品には遠く及ばないものであっても、今でもはっきり憶えているものは多い」
  • 永「最近の若いマンガ家志望、とりわけメジャー指向の場合、同人活動を下に見ている傾向が強い」
  • ゴ「同人活動には片足突っ込んでいたほうが良いと思う。カネのことを考えるようになる」
  • 師「プロを目指す人の中には体育会系の経歴で、根性とかもある人間がいたりもするけど、巧くいかないケースもままある。マンガ家として生き残っていくのは、『厳しい練習にも音を上げず部活動に励むタイプ』ではなく、『やりたいけど存在しないクラブを自分で作ってしまうタイプ』だと思う」
  • ゴ「自分は中学生の時紙飛行機部を作ったけど、いちおう条件は満たしているな」


等々。
箇条書きで文体も統一されていないので相当読みづらいかもしれませんが、ご容赦願います。
実に濃く、愉しい時間を過ごさせて戴きました。翌日が仕事だったので2次会(?)を途中で抜け出さねばならなかったのが残念でなりません。


こういうイベントは大好きなので、機会が合えば是非参加したいところです。

*1:そっくりだったそうです。

*2:『シャイニング娘。』シリーズのこと。

*3:キャラクター名を失念してしまいました・・・。('A`)