7月10日
10日に購入したのはこちら。
- 作者: 田村由美
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: コミック
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- 作者: 萩尾望都,小松左京
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: コミック
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海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: コミック
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- 作者: 沙村広明
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: コミック
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以上4冊。
『海街diary』で描かれるのは家族の関係だとか日々の仕事だとか進路・将来についてだとか、所謂誰もが経験し得る内容な訳ですが、その表現が実に深いのですよね。複雑な事情を抱えていることを窺わせる(或いはその逆の)台詞の一つ一つや、その瞬間を切り取った表情とか、円熟の筆致と言うに相応しい。静かに染み入っていくようなストーリー、実に良いのですな。
『春風のスネグラチカ』は、残念ながら休刊となった「マンガ・エロティクス・エフ」に掲載された、沙村広明さんが描く歴史ミステリーロマン。ロシア革命期〜大粛清の暗雲垂れ込める1930年代半ばの旧ソ連を舞台に、史実とフィクションを巧みに織り交ぜつつ描かれる、謎めいた雰囲気を湛える義足の女性・ビエールカと彼女に付き従う隻眼の男性・シシェノークの物語です。断片的に描かれる過去の回想が、次第に繋がってきてある「真実」へと到達する構成が見事です。