マンガLOG収蔵庫

時折マンガの話をします。

7月12日

12日に購入したのはこちら。


明治緋色綺譚(12) (BE LOVE KC)

明治緋色綺譚(12) (BE LOVE KC)


以上4冊。
セントールの悩み』、基本的には所謂人外系の種族のみで構成された世界での、女子高生の日常が描かれる訳ですが、並行してその世界の(差別や侵略、戦争の)歴史も描かれたりする。その歴史っていうのは現実の世界史をモデルにしているのですが、民族とか人種を「形態」に置き換えて描いている。時折絶妙に苦い読後感を残すエピソードが出てきたりするのも、このあたりが影響している訳です。この巻の91ページの台詞とか、SF的でもメタフィクション的でもあって、この作品の独特さを象徴しているように感じます。