『倉本』表紙に写っている本を調べてみる
数日前、倉田英之『倉本』を購入しました。
アニメの脚本やマンガの原作等で知られる倉田英之さんが各種雑誌に書いたコラム類を集めた書籍です。
ちょっとここ何日かいろいろと用事があってまだあまり読んでいないのですが、この本でまず驚かされるのが表紙です。
倉田英之さんの部屋であろうと推測されますが、圧倒的ですね。
本とDVDが果てしなく積み上げられています。部屋の入口がどこなのかも判りません。大地震があったら確実にアウトです。
ご本人曰く、DVDは約15000枚所有しておられるとのことです(188ページ)。
それでふと気になったのが、いったいどんな本を読んだり、DVDを観ていたりするのかということです。
そんな訳で、判る範囲内で調べてみることにしました。
間違いもあるかもしれませんのでご容赦を。
まずは表紙左上、「倉」の字の近辺。
- 葉月京『恋愛ジャンキー』
- コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』*1
- 『刑事コロンボ』の何か(シリーズが多過ぎるためどれなのか判らず)
- 「ヤングアニマル嵐」
- 「ヤングアニマルあいらんど」
- 「コンプエース」
- 「ドラゴンエイジ Pure」
続けて表紙左中段近辺、目覚まし時計周りやソファーにあるもの。
- たなか亜希夫『ボーダー』
- 森田まさのり『ROOKIES』
- 村枝賢一『仮面ライダーSPIRITS』
- THE SEIJI『WAVE』
- 水上悟志『サイコスタッフ』
- 桑田乃梨子『男の華園』
- 「まんがタイムオリジナル」
- 『少林サッカー』
- 『ESCAPE FROM L.A.』*2
- 『DOG BITE DOG』
- 『朋友』
表紙中央上段(タイトルの「倉」と「本」の間あたり)。
- ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』*3
- いしいひさいち『てなもんやお宝発掘大作戦』
- 吉田戦車『戦車映画』
表紙右中段。
表紙下段、中央並びに右下。
- 山本弘『トンデモ本?違う、SFだ!』
- 山本弘『トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS』
- 山本弘『山本弘のトワイライトTV』
- 山本弘『宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?』
- 唐澤和也『マイク一本、一千万』
- 吉野朔実『こんな映画が、 吉野朔実のシネマガイド』
- 吉野朔実『シネコン111 吉野朔実のシネマガイド』
- 浦沢直樹『MONSTER 完全版』
- 「CONTINUE」
- 「オトナアニメ」
- 『ゼロの使い魔 ビジュアルコレクション』
判る範囲ではこのくらいですね。
萌え系の作品も多いですが、それのみならずSFやノンフィクション、刑事ドラマに映画ガイド等、非常に幅広いジャンルに亘って押さえているのが判ります。読んでいるマンガのジャンルも分け隔てありません。
やはりこの尋常ではない情報摂取量が、作品にも生きてくるのだろうなと思います。
それにしてもこれだけ買って読んで観て仕事してと、いつ寝ているんでしょうか。
*1:2007年アカデミー賞作品賞受賞作『ノー・カントリー』の原作です。
*2:確かカート・ラッセルがサーフィンをしているやつ。あさりよしとお『宇宙家族カールビンソン』でネタにされていたと記憶しています。
*3:すぐ下に積んである本の装丁・紙質が同じことから、同シリーズ『宇宙の果てのレストラン』『宇宙クリケット大戦争』『さようなら、いままで魚をありがとう』『ほとんど無害』あたりもあるだろうと推測されます。